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  <第102回> 免疫力をあげる食事とは
  ビタミンA、B、C、Eの摂取は基本。でもそれだけではダメ。


 ひとつの細胞が良く働けば、免疫力が上がるということではありません。
 これは、最近になってわかってきたことですが、細胞の間で情報伝達をする物質があります。

 これらの働きを、総合的に高めなければなりません。
 そのための食事指導としては、ビタミンA、B、C、Eを摂取するのは当然のことですが、亜鉛、セレン、マグネシウムなどのミネラル類も摂取する必要があります。

 また、最近テレビでもよく取り上げられていますが、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜も有効でしょう。

 さらに、多糖体を多く含むきのこに免疫力を高める作用があることは有名ですね。これは、グルカンという物質が免疫と関係があります。

 一口に免疫を上げるといっても、病気の原因が体内に入るのにはいろいろなルートがありますし、免疫もいく種かの細胞や、情報伝達物質の連携により総合的に働きますから、一概にこの食品成分であなたの花粉症が治るとか、アトピーが治るとかいえないわけです。

 人間の体は、自分と他人とを識別する働きとして、免疫能を持っているわけですが、これもいたずらに高ければよいというわけではありません。臓器移植のときには、この免疫が邪魔をするわけですね。
 何ごとも、バランスが大切のようです。

 これらの複雑な生命の営みがかなり解明されてきた現代。
 健康に興味を持つ方々にわかりやすく解説することが使命であると思っていますが、短い文章だけで説明することは非常に難しいと感じています。

 また、お読みになる方々がもともと持っている情報量も違いますので、苦慮しています。…特に免疫の話は。


2002年9月24日


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