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  <第72回> 栄養療法 その9
  糖分、イコール、健康の敵?


 今回は、栄養の吸収についてのお話です。
 三大栄養素の1つである炭水化物、すなわち糖分は、エネルギーをつくるうえで必要不可欠な栄養素です。
 病気になると、ブドウ糖の点滴をされます。なぜ麦芽糖ではダメなのでしょうか。考えてみたことがありますか。
 理由は、ブドウ糖は体内に吸収される一番小さな単位だからです。麦芽糖だと血中に入ってきてもすぐにエネルギーとしては使えないため、点滴には適さないわけです。

 ところで、糖分というと健康の敵というようなイメージがありますよね。
 人工的な甘いものを食べると糖尿病になるといわれるのは、この一番吸収されやすいブドウ糖が直接血液中に大量に入るため、体が対応しきれないからです。天然の糖分であるデンプン質を食べるぶんには、ブドウ糖まで分解されるのに時間がかかりますから、我々の体は穏やかにそれに対応すればいいわけです。

 ダイエットを考えている方! デンプンのような糖分をとっても、ブドウ糖にまで分解されなければ体内に吸収されず、太らなくてすむのです。お分かりですか。
 ではどうすればよいのか。次回、さらに詳しくお話したいと思います。


2002年2月4日


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