一覧へ戻る 戻る
頭で か・ら・だ Care ロゴ
  <第69回> 栄養療法 その6
  実践栄養療法 水と便秘


 体の中で、水分の吸収と分泌がどれほど繰り返されているかをみてみることにしましょう。
 私たちは、1日平均2リットルの水を体の中にとり入れています。
 消化管では、だ液として1.5リットル、胃液、胆液、すい液、腸液として7.0リットルの水分が分泌されます。それに対して小腸の壁から7.5リットル、大腸から1.3リットル、合計8.8リットルの水分が体の中に吸収されます。
 また、結腸付近でのウンチの水分量は約85%ですが、これがコロコロウンチになる頃には約65%にまで減ります。この差20%分の水分は大腸を通過する過程で吸収されるわけです。
 さらに、大腸はベタベタの粘液を分泌します。この粘液は、ウンチと腸の間の摩擦を減らすために分泌されます。
 このように、摂取した食べ物を消化し排泄する過程には、水分の吸収と分泌が不可欠なのです。水を飲めばすぐ便秘が解消する程、人間のからだは単純ではありませんが、からだの中の水の収支がしっかりしていないと、健康は保てません。
 便秘解消のために食物繊維をとったり薬にたよる前に、水をたくさん飲む習慣をつけましょう。


2002年1月15日


記事の無断転用を禁じます
一覧へ戻る 戻る