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  <第31回> 牛乳はいいの? いけないの?


[質問]

◎牛乳はいいの? いけないの?

 高血圧の食事療法で、牛乳などの飽和脂肪酸は控えたほうがいいということですが、牛乳はいけないのでしょうか。
 特に更年期以上の人は骨粗しょう症予防のために牛乳を飲んでいる人が多いと思うのですが、これも逆効果なのですか?

あき 様より

[回答]

◎牛乳あれこれ

 前回、高血圧の方は牛乳を控えるようにと書きました。それについて、もう少し補足しましょう。

 骨粗しょう症予防のために、牛乳からカルシウムを補給したいとお考えの方もいらっしゃるようですね。牛乳に豊富なカルシウムが含まれていることは確かです。ただ、そのカルシウムが人間のからだの中に吸収されるかどうかはまた別の問題なのです。これについては、賛否両論がありますが、中には牛乳を飲んでいる人の方が、骨粗しょう症になりやすいというデータもあります。
 高血圧の人は牛乳を控えた方がよいのではないかと私が思う理由は、飽和脂肪酸を多く含んでいるからです。飽和脂肪酸は、高血圧のリスク・ファクターですから。
 しかし、カルシウムは骨粗しょう症のためだけでなく血圧を予防する栄養素でもあるわけで、どちらにしてもとりたい栄養素です。
 さあ、わからなくなってきたでしょう?
 牛乳がその人にとってどう働くかは、その人のからだによるわけです。いいかげんな答えに思えるかも知れませんが、実は一般の医療情報も健康情報もここをおさえていないために、正しく伝わらないのです。
 牛乳を飲んで下痢をする人としない人がいますよね。
 皆さんのからだが、食べ物をどう処理するかということが、非常に重要になってきます。

 最後になりましたが、ご質問に対する妥協策として無脂肪牛乳をお飲みになってはいかがでしょうか。

 それでは、次回は、低血圧の方からの質問にお答えしましょう。


2001年4月9日


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