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血糖目標値は勧告改訂後も引き続き有効−米国糖尿病協会などが共同声明
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一部の糖尿病患者には厳格な血糖コントロールが適さないが、ほとんどの患者ではこれまで長年推奨されてきた「A1C(グリコヘモグロビン)値(2〜3カ月の平均血糖値)が7%未満」という血糖目標値を遵守する方がよいとのコンセンサス(合意)が、米国糖尿病協会(ADA)、米国心臓学会(ACC)および米国心臓協会(AHA)の共同声明の形で発表された。今回の勧告は、最近発表された3件の臨床試験(ACCORD、ADVANCE、VADT)の結果を受けて改訂されたもの。
3つの臨床試験は結果が一致しておらず、ACCORD試験は、徹底的な血糖コントロールを実施した群に死亡率の増大がみられたため早期に中止されている。他の2つの試験では、徹底的な血糖コントロールによる死亡リスクの増大はみられなかったが、心血管への有意な利益も認められなかった。「この矛盾する結果により混乱が生じたことから、糖尿病患者に対する勧告を緊急に見直す必要があると判断した」と、勧告作成グループの代表であるJay Skyler博士(米フロリダ大学教授)は述べている。
Skyler氏によると、これら臨床試験の知見を踏まえた上でもほとんどの糖尿病患者は治療目標を変更する必要はなく、血糖コントロールの努力を続けるべきであると結論付けられた。しかし、一部の2型糖尿病患者は、疾患の経過や現状によっては、目標値を調整する方がよい場合もあるという。
研究データからは、糖尿病の罹患期間が短く心血管疾患のない患者の場合、良好な血糖コントロールは有益であることが示されている。「徹底的な血糖コントロールによって心血管疾患(CVD)イベントの有意な減少がみられないからといって、A1Cが7%未満という一般的な目標値を放棄し、深刻な細小血管合併症に対する利益を減少させるべきではない」と共同声明は述べている。
ただし、重度の低血糖症のある患者、余命が限られている患者、細小血管または大血管の合併症、広範囲にわたる併発症のある患者のほか、長期間糖尿病を患っており、自己管理指導および適切な血糖測定を実施し、インスリンをはじめとする複数の血糖降下薬を有効量使用しても一般目標値を達成することが困難な患者の場合、A1Cの目標値を緩めることを検討するべきだという。
この勧告は、3団体が発行する「Diabetes Care(糖尿病ケア) 」(ADA発行)、「Journal of the American College of Cardiology(米国心臓学会誌)」(ACC発行)、「Circulation(循環器)」(AHA発行)それぞれのオンライン版に12月17日掲載された。
(HealthDay News 12月18日)
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