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健康ニュース
 
デイリーニュース

2008/12/01
ロボットが高齢者介助を行うようになる日は近い
   米国では、高齢者が直面する介助者不足の問題を解消するために、ロボットが利用される日がそう遠くないという。米マサチューセッツ大学アマーストAmherst校のRod Grupen氏らが開発中のロボットuBOT-5はその一つ。

 uBOT-5は、人の目や耳を模した無数のセンサーが常に周囲を監視し、人の転倒や無反応などの異常を察知して救急車を呼ぶなどの対応をするようプログラムされている。ロボットの腕は両方とも2.2ポンド(約1キロ)の重さの物を持ち上げることができ、高いところの物を取る、床から物を拾う、うつ伏せになってベッドの下へ入ることも可能。

 また、権限をもつ利用者なら誰でもインターネット回線を通じてロボットの中に「入る」ことができ、映像と音声で相手と会話しながら、ロボットを動かして物を拾うなどの簡単な作業もできる。現在の試作型は1台6万5,000ドル(約620万円)だが、販売時には1台5,000ドル(約47万5,000円)となり、あとは毎月のインターネット接続料程度の出費になるものとGrupen氏は予想している。

 高齢者や身体障害者の介助をするロボットの必要性は高いとGrupen氏は指摘する。国勢調査によると、米国では65歳以上の人口が2030年には2倍になり、その3分の2が長期的な介助を必要とすると考えられる。一方で看護師や介護者は不足しており、専門家は2020年には看護師が80万人不足すると予測している。

 このほかにも、米マサチューセッツ工科大学(MIT、ボストン)では、命令一つで病院や養護施設内のある場所から別の場所へ利用者を運ぶことのできる「自律的車いす(autonomous wheelchair)」が開発中である。この車いすは、初めて施設に来た時点では何も知識をもたないが、スタッフが電源を入れ、各部屋を移動しながら人に話すのと同じように口頭で案内することによって、あらゆる場所から場所への経路を覚えるという。その後、車いすを使用する脳卒中や四肢麻痺の患者が「451号室へ」などというだけで、理解してその通りに動くことができる。この車いすは2年以内にボストン地区の養護施設で試験利用される予定だという。

 米ジョージア工科大学(アトランタ)では、Charlie Kemp氏率いる研究グループが、介助犬に着想を得た介助ロボットを開発している。ロボットが行うのに適した仕事は何か、どのような方法で指示を出せばよいか、実際にどのように仕事をこなすか、という3つの疑問を解決するのに、介助犬の仕事がヒントになったという。このロボットは、引き出しを開ける、ドアノブを回す、灯りをつけるといった仕事をこなす。

 利用者はレーザーポインターを用いて指示を出し、介助犬の場合と同じように、ドアノブにタオルを結びつけるなど、ロボットが仕事をしやすいよう部屋に工夫をする。優れた介助犬には及ばないが、介助犬購入費用(1万6,000ドル、約150万円)や何年も待たねばならない状況を考えれば需要はあるはずだとKemp氏は述べている。

(HealthDay News 11月18日)

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http://www.healthday.com/Article.asp?AID=620989

 
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