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高齢者の発声障害は見過ごされている
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発声障害(dysphonia)や嚥下(えんげ)障害(dysphagia)のある高齢者の多くが、不安感、抑うつ、社会的引きこもりなどの深刻な生活の質(QOL)の問題に悩んでいるにもかかわらず治療を受けていないことが、米デューク大学メディカルセンター(ノースカロライナ州)の研究で明らかになった。
80代の248人を対象とした調査の結果、20%に発声障害(しわがれ声、声量低下ないし失声)があり、14%に嚥下障害(飲み込みの困難)があることが判明。また、55.9%が治療を受けることに興味を示しているにもかかわらず、発声障害をもつ人の77.6%、嚥下障害をもつ人の79.4%が治療を受けたことがないことも判明した。対象者の半数は、発声障害や嚥下障害を治療できることも知らなかったという。
過去の研究からは、高齢者の約25%が、発声障害や嚥下障害を正常な加齢現象の一部だと考えていることが示されている。実際に障害のある人でもこのように考える人が多いため、単純に症状を受け入れ、治療を受けようとしない人がいると思われると、研究グループは述べている。研究結果は、シカゴで開催された米国耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会(AAO-HNS)年次集会で報告された。
研究著者のSeth Cohen博士は「研究結果から、一般社会およびプライマリケア医に対して、さらに啓蒙を図る必要があることが浮き彫りにされた」と述べている。「現時点でわかっていることは、このような障害がQOLに重大な影響を及ぼしていることと、適切な治療を受けることによって大幅な改善が見込めるということである」と同氏はいう。
(HealthDay News 9月25日)
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