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高齢の父親から生まれた子どもは双極性障害のリスクが高い
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父親の年齢が高いほど、その子どもが双極性障害(躁うつ病)を発症するリスクが高いことがスウェーデンの研究で示された。双極性障害患者1万3,428人を、同障害をもたない6万7,000人強と比較したもので、カロリンスカ研究所(ストックホルム)のEmma M. Frans氏らによると、子どもの数、母親の年齢、社会経済的地位および精神障害の家族歴などの因子について調整してもなお、父親が55歳以上で生まれた子どもは、父親が20〜24歳で生まれた子どもに比べて、双極性障害になるリスクが1.37倍であったという。
母親が高齢の子どもにもリスク増大が認められたが、父親でみられるほどの関連はなかった。双極性障害を早期発症した症例(診断時20歳未満)では、父親の年齢による影響が特に大きかったが、母親の年齢による影響はみられないこともわかった。
精神障害と父親の年齢の高さとの関係を説明するものとして、高齢の父親の性格によるという理由も挙げられている。しかし、父親の年齢の高さと子どもの精神障害との間に遺伝的つながりがあることが示された、と著者らはしている。
男性では、年齢を重ねても継続的に生殖細胞の複製が起こるため、DNA複製ミスの結果生じるde novo(デノボ)変異(親から子へ受け継がれたものではないその個体で生じる新たな変異)が蓄積されていく。女性は出生時にすでにすべての卵をもっているため、年齢とともにDNA複製ミスの数が増えることはない。母親の年齢は子どもの双極性障害リスクへの影響が小さいという結果もこの事実に一致していると、研究グループは述べている。
双極性障害はよくみられる重篤な気分障害で、躁状態とうつ状態を繰り返すもの。精神障害の家族歴のほかには、この疾患の原因となる危険因子(リスクファクター)は、まだほとんど特定されていないという。研究は、米医学誌「Archives of General Psychiatry(一般精神医学)」9月号に掲載された。
(HealthDay News 9月2日)
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