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健康ニュース
 
デイリーニュース

2008/08/25
日本国内開発の抗癌(がん)薬併用による新しい肺癌(がん)治療に有望性
   非小細胞肺癌(がん)の新しい治療法について日本の研究で有望性が示され、米医学誌「Clinical Cancer Research(臨床癌研究)」8月15日号で報告された。化学療法薬の併用によるこの治療法が新たな選択肢となることが期待されるが、今回の研究は予備段階のものであり、効果があるとしてもそれほど大きなものではないという。「現行の治療法より優れているかどうかはわからず、さらに研究を重ねる必要がある」と専門家は述べている。

 米国癌協会(ACS)によると、非小細胞肺癌は肺癌の85〜90%を占める。化学療法薬による治療は困難で、生存期間を数カ月程度延長するにとどまっているが、それでもQOL(生活の質)の改善のために新しい治療法が求められていると、研究を率いた近畿大学医学部(大阪狭山市)の岡本勇准教授は述べている。

 今回の新しい研究では、進行肺癌患者56人を対象に、化学療法薬S-1(日本で開発された経口抗癌薬)およびイリノテカン(日本で開発された注射抗癌薬)の併用による治療を実施した。S-1は癌細胞を死滅させる一方、正常細胞への害を最小限にとどめるようデザインされたもの。イリノテカンは米国でもすでに使用されており、S-1は韓国および日本で承認されているが米国では未承認である。

 研究の結果、患者の約28%に治療効果が認められ、平均生存期間は15カ月、平均無増悪生存期間は4.9カ月であった。また、通常のプラチナ(白金系製剤)ベースの化学療法よりも副作用が軽度であったという。研究グループによると、従来のプラチナベース治療の研究では、患者の平均生存期間が7〜14カ月であることが示されている。次のステップは、この新しい治療法と従来のプラチナベース治療とを無作為化試験により直接比較することになるという。

(HealthDay News 8月12日)

Copyright (c) 2008 ScoutNews, LLC. All rights reserved.
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=618368

 
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