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健康ニュース
 
デイリーニュース

2008/08/25
乳癌(がん)の再発リスクは長く居座る
   乳癌(がん)患者は、5年間の全身療法を完了したあとも、再発リスクのあることが新しい研究で明らかにされた。しかし、癌が再発するのではないかとの恐怖心を抱く女性の数に比較すれば、実際のリスクは小さいと研究を率いた米テキサス大学MDアンダーソン癌センター(ヒューストン)のAbenaa Brewster博士は述べている。

 Brewster氏らは、ステージI〜IIIの乳癌患者で、1985〜2001年に何らかの全身補助療法を受け、癌克服の目安とされる5年間の無病生存を維持した2,838人について評価した。患者が受けた治療は、外科手術、化学療法、放射線療法、内分泌療法(ホルモン療法)とさまざまであった。ホルモン療法には、タモキシフェン、アロマターゼ阻害薬および両者の併用があり、通常5年間投与される。

 診断から10年の時点で患者の89%が無再発、15年で約80%が無再発であった。全体で216人に再発が認められた。再発リスクはステージおよび腫瘍のタイプによって異なり、ステージIの患者の再発率は7%、ステージIIでは11%、ステージIIIでは13%であった。

 このほか、ホルモン受容体の状態もリスクに影響を及ぼすことが判明。エストロゲン受容体(ER)陽性の癌患者は、ER陰性の患者よりも遅発性再発リスクが高く、この結果は閉経前、閉経後のいずれの患者でも同じであった。ER陰性では34人、ER陽性では149人に再発がみられたという。「ER陽性腫瘍をもつ患者では、癌がエストロゲンに反応しやすいことが知られている」とBrewster氏は述べている。

 患者はさまざまなホルモン療法を受けていたが、アロマターゼ阻害薬の5年間の投与を受けた患者はいなかった。この治療法は現在では閉経後の患者の標準治療法となっているが、研究が開始された1985年当時は標準治療法ではなかったという。この知見は、医学誌「Journal of National Cancer Institute(米国癌研究所)」オンライン版に8月11日掲載された(印刷版は8月20日号に掲載)。

 米国癌協会(ASC)のLen Lichtenfeld博士は「この研究からのメッセージは、5年間のホルモン療法後にも再発リスクは残るということ。もう1つの重要な知見は、ER陽性腫瘍はER陰性よりもリスクが高いということ」と述べる。5年間の治療後もさらに治療を追加することに価値があるかどうかについては結論が出ていないが、一部の患者については5年間の治療後、さらに別の治療プログラムを行うのが適していると考えることも必要だと同氏は指摘している。

(HealthDay News 8月12日)

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http://www.healthday.com/Article.asp?AID=618401

 
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