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癌(がん)研究所長が教職員に携帯電話の使用制限を警告
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米ピッツバーグ大学癌(がん)研究所(ペンシルベニア州)の教職員に対し、研究所長名で「携帯電話の使用は癌リスクがあるため制限するように」との前例のない警告が発令された。
AP通信によると、この警告は未公表の初期データに基づくものだが、同研究所長のRonald Herberman博士は「科学的に明確な答えを得るまでには時間がかかりすぎるため、自分の身を守るためには今すぐ行動をとる必要がある」と述べているという。
約3,000人の教職員に回覧されたメモによると、成人は携帯電話を頭部に近づけることを避け、スピーカーフォンやワイヤレスヘッドフォンを使用する方がよいという。同氏はこのほか、公共の場での携帯電話の使用は、周囲の人を電磁場に曝露させることになるため避けるよう勧告している。小児の場合は脳がまだ発達段階にあるため、緊急時以外は携帯電話を使用するべきではないとしている。
Herberman氏が取り上げているのは、“Interphone”と呼ばれるヨーロッパを中心とした13カ国による研究プロジェクトの未公表データ。同プロジェクトでは、約5,000例の脳腫瘍患者に関する研究結果が明らかになっている。しかし、プロジェクトに参加していない米国学術研究会議(NRC)は、このプロジェクトについて、「すでに脳腫瘍を発症した患者を対象に、携帯電話の使用について質問したものである」として批判している。
携帯電話の問題に関しては、2006年に使用者42万人を追跡したデンマークでの大規模研究結果が、米医学誌「Journal of the National Cancer Institute」に掲載されたが、この研究では被験者に癌リスクの増大は認められなかったとAP通信は報じている。
(HealthDay News 7月24日)
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