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乳房自己検査は乳癌(がん)死亡率の低下にはつながらない
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月1回の乳房自己検査が盛んに推奨されているが、実際は利益よりも害の方が大きいという、過去の報告を裏付ける知見が発表された。
乳房自己検査によって乳癌による死亡者が減少するとのエビデンス(証拠)はなく、むしろ自己検査をする女性は、しない女性に比べて不必要な生検を受ける件数が倍増する可能性があるという。「現時点では、乳房の自己検査も、(熟練した医療従事者による)身体検査も推奨できない」と、研究著者であるデンマーク、ノルディックコクラン・センター Nordic Cochrane Centre(コペンハーゲン)のJan Peter Kosters氏およびPeter Gotzsche氏は述べている。
「Cochrane Library(コクランライブラリー)」2008年第3号(3巻)に掲載された今回のレビューは、2003年のレビューを更新したもので、ロシアおよび中国で約40万人が参加した2研究を分析したもの。乳房自己検査をする群では3,406人が生検を受けていたのに対して、自己検査をしない群では約半数の1,856人であったが、生検を受ける比率の差は、乳癌による死亡率の差には反映されていなかった。中国の研究では、自己検査の実施の有無にかかわらず、乳房全体を切除する乳房切除術(mastectomy)および腫瘍とその周辺の組織のみ切除する乳房温存術(lumpectomy)の比率に差は認められなかった。
米国癌協会(ACS)は、新たな証拠に基づいて5年前にガイドラインを改訂しており、現在は月1回の乳房自己検査を推奨せず、20代の女性が毎月の自己検査をすることは「1つの選択肢」であるとしている。しかし、乳房に何らかの異変がみられる場合は、医師の診察を受ける必要がある点に変わりはない。
(HealthDay News 7月16日)
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