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健康ニュース
 
デイリーニュース

2008/07/22
足首上腕血圧比により心疾患リスクの予測精度が向上
   足首上腕血圧比(ABI、足首の最大血圧を上腕の最大血圧で割った値:基準値は0.9-1.3とされる)によって、心疾患、脳卒中をはじめとする心血管障害リスクの評価が向上することが国際研究チームにより報告された。チームの一員である英エジンバラ大学(スコットランド)疫学教授のGerry Fowkes氏によると、「ABIはあまり用いられることがないが、極めて簡単に測定することができ、高価で高機能な設備が必要ないところに利点がある」という。この知見は、米国医師会誌「JAMA」7月9日号に掲載された。

 「ABIはコレステロール、血圧、肥満および運動などの標準的な心疾患リスク指標に替わるものではなく、補足的に利用すべきものだ」とFowkes氏はいう。一般的な危険因子(リスクファクター)を用いてもさほど高い予測精度が得られないことがわかっており、「予測を向上させるための別の因子を探求してきた」と同氏は述べている。

 今回のメタ分析では、男性2万4,955人、女性2万3,339人を対象に、ABI評価後の追跡を行った世界各国の16研究のデータを使用。10年間で、ABI値が正常であった男性の4.4%、ABI値が異常に低かった男性の18.7%が死亡した。女性では、ABI正常の4.1%、ABI低値の12.6%が死亡。ABIが低値であった場合、その後10年間のあらゆる原因による死亡リスク、心血管疾患による死亡リスクおよび主な冠動脈イベントリスクが約2倍であったという。

 従来の危険因子評価にABIを加えると、心血管リスクが再分類され、男性の19%、女性の36%の取るべき予防措置が変わると推定されている。「研究の次のステップは、ABIとその他の危険因子の併用による予測について検討することだ」とFowkes氏は述べている。

 研究チームの一人である米ミネソタ大学疫学教授Aaron B. Folsom博士によると、「現在、ABI検査は誰にでも実施されているわけではなく、末梢性動脈疾患(PAD)のリスク評価法として、PADリスクの高い高齢者への実施が促進されている」という。「情報が多いほど心血管リスクを正確に分類できるため、ABIをさらに広く実施するよう働きかける必要がある」とFolsom氏は述べている。コレステロール、血圧、糖尿病、肥満などの従来の危険因子をもつ人にとって、ABI値が低いことは重大な意味をもつが、血糖値を減少させることや運動など、有効と認められている予防措置があると同氏は述べている。

(HealthDay News 7月8日)

Copyright (c) 2008 ScoutNews, LLC. All rights reserved.
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=617273

 
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