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ゲノムは一生のうちで変化する
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年齢とともに疾患への感受性が高くなる理由や、遺伝子の健康状態が家族間で類似する理由は、後成的な変化、いわゆる「エピジェネティックマーク」で説明できるという知見が、米国医師会誌「JAMA」6月25日号で報告された。報告を行った米ジョンズ・ホプキンス大学(ボルティモア)のAndrew P. Feinberg博士は、「後成的(エピジェネティック)な変化は食生活をはじめとする環境への曝露の結果生じる。糖尿病、自閉症および癌(がん)などの疾患ではエピジェネティクスが極めて大きな役割を演じている」と述べている。
この知見は、2件の研究に基づくもの。1つ目の研究は、111人のDNAを調べた結果、11年の間に被験者の3分の1にメチル化(エピジェネティックマークの一つで、レベルが低下すると疾患の一因となるとされる)の変動が認められ、メチル化(methylation)レベルが上昇する人と低下する人がいることがわかった。「このことは、年齢とともに後成的な変化が生じるという原則を裏付けるもの。理由やメカニズムは未だわからないが、おそらくこれも遺伝性のものではないかと考えている」と、研究の共著者である同大学のM. Daniele Fallin氏は述べている。
もう1つは、2〜3世代の家族126人を対象とした16年以上にわたる研究で、メチル化の変動が家族間で類似する傾向があることがわかった。例えば、ある被験者のメチル化レベルが時間とともに低下すれば、家族にも同じように低下が認められた。
「このことが健康および疾患にどのような意味をもつのかを完全に解明したわけではないが、環境的、年齢的、遺伝的な疾患リスクを結びつける上でエピジェネティックな変化が重要なものである可能性があることから、疫学者としてこの知見は極めて興味深い」とFallin氏は述べている。
(HealthDay News 6月24日)
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