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ビッグな朝食が減量に有効
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炭水化物と蛋白(たんぱく)質の両方が豊富な多めの朝食を食べると、渇望感や空腹感が抑えられ、体重減少に有効であることが新しい研究で示され、米サンフランシスコで開催された米国内分泌学会年次集会(ENDO 2008)で発表された。
研究を率いた米バージニア・コモンウェルス大学(リッチモンド)臨床教授のDaniela Jakubowicz博士によると、朝目が覚めると身体が食べ物を求めるが、食べる量が足りないと脳が別のエネルギー源を求めて非常システムを作動させるのだという。そのあとで食事を摂ると、体と脳が非常モードのままになっているため、エネルギーを脂肪として蓄えてしまう。
また、目覚めたばかりのときは脳の化学伝達物質であるセロトニン値が高くあまり食欲はないが、時間がたつにつれてセロトニン値が下がるとチョコレートやクッキーなどが欲しくなり、食べるとセロトニン値が上がり、体がその快感を覚えて悪循環に陥ってしまうという。
この依存症のような悪循環と、カロリー制限では避けられない空腹感との両方に対処するべく、Jakubowicz氏らは朝食を多めに摂る食事プラン "big breakfast"を作成した。このプランでは、朝食が1日の摂取カロリーの半分を占め、牛乳、赤身肉3オンス(約85g)、チーズ2切れ、未精白の穀類2杯、脂肪類1杯、ミルクチョコレートまたはキャンディ1オンス(約28g)を摂り、その後の食事では蛋白質および野菜などの複合炭水化物中心の食事を摂る。
蛋白質は緩やかに消化されるため空腹を感じにくいという。また、セロトニン値が高いうちに少量のチョコレートやキャンディを食べると、あまりおいしく感じないため欲求も低下するという。
今回の研究では、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)があり、座りがちな生活を送る肥満女性94人を対象に、半数には約1,240カロリーの多めの朝食を摂るよう指示し、残りの半数には1,085カロリーの高蛋白、低炭水化物の朝食を摂るよう指示した。8カ月後、低炭水化物食群は体重が平均9ポンド(約4キロ、体重の4.5%)減少したのに対し、朝食を多く摂った群では約40ポンド(約18キロ、体重の21.3%)減少した。さらに、朝食を多く摂った群は空腹感が少なく、炭水化物渇望も少なかったと報告している。
同集会で発表された別の研究では、過体重の女性は、運動後にやせた女性にみられるレプチン値の低下がみられないことがわかった。レプチンは食欲の制御や代謝に関与するホルモン。専門家によると、体が一度過体重になるとそれを維持しようとするため、高レプチン値を保とうとするのだという。
(HealthDay News 6月19日)
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