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高周波焼灼(しょうしゃく)法が肺癌(がん)治療にも有望
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肝癌(がん)治療に用いられる侵襲性の少ない処置が、肺癌治療にも有望であることが新しい研究で示され、英医学誌「Lancet Oncology」7月号に掲載される予定。
イタリア、Cisanello大学病院(ピサ)で実施されたこの研究は、肺癌患者を対象に経皮的画像誘導により、高周波焼灼(しょうしゃく)法(radiofrequency ablation、RFA)治療を行ったもの。88%の肺癌患者に良好な反応が認められた。RFA治療は、1時間未満で実施でき、周囲の正常組織に損傷を与えず大きな腫瘍を標的とする非外科的処置である。肝癌では、生活の質(QOL)への悪影響がなく入院期間が短くてすむことから、手術の代替治療として用いられている。
今回の研究は、直径5cm未満の悪性肺腫瘍をもつ患者106人が対象。33人が非小細胞肺癌(NSCLC)、53人が大腸(結腸)からの転移による肺癌、20人がその他の部位からの転移による肺癌で、いずれも外科手術、放射線療法、化学療法に適さない患者であった。研究グループによると、1年後には70%の患者が1年以上生存し、副作用はほとんどなく、肺機能への障害もみられなかったという。RFA治療後の主な合併症としては気胸(27例)および排液(ドレナージ)を要する胸水(4例)がみられた。
肺癌は男女ともに癌による死亡原因の第1位となっている。悪性肺癌の80%を占める非小細胞肺癌の早期では外科手術が標準治療だが、外科手術に適さない患者もおり、放射線療法や化学療法などの代替治療は生存率が低い。研究グループは、「RFA治療の臨床的利益を裏付けるため、標準的な治療法と比較する無作為化対照試験を実施する必要がある」と述べている。
(HealthDay News 6月18日)
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