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喫煙による肺癌(がん)リスクに男女差なし
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喫煙する女性が肺癌(がん)になるリスクは喫煙する男性と同程度であることが、米国立癌研究所(NCI)による大規模研究で示された。しかし、喫煙経験のない女性は、喫煙経験のない男性よりも肺癌リスクが高いようだという。
「喫煙が肺癌の原因として強い影響をもつことは以前から知られているが、この関係に男女差があるのかどうかについて多くの議論がなされてきた」と、研究を率いたNCIのNeal Freedman氏は述べている。同氏によると、過去の研究で、男性よりも女性の方がたばこの発癌物質への感受性が高いことを示す証拠がいくつもあったが、同種の研究の中で最も大規模な今回の研究では、同量のたばこを吸う男女の肺癌発症率にはほとんど差が認められなかったという。
研究チームは、米国の8つの州より50〜71歳の男性27万9,214人、女性18万4,623人のデータを収集。このデータには、食事、運動、アルコール摂取および現在喫煙しているか、過去喫煙していたか、喫煙経験がないかについての情報が含まれていた。全体での肺癌発症率は、男性で1.47%、女性で1.21%であった。しかし、喫煙経験のない女性の肺癌発症率は、喫煙経験のない男性の1.3倍であることがわかった。
男女ともに、1日2箱を超えるたばこを吸う人の肺癌発症率は、喫煙経験のない人の50倍であった。肺癌の種類は、喫煙経験のない人では腺癌の発症率が高く、男性よりも女性に多くみられた。小細胞癌、扁平上皮癌、未分化腫瘍の発症率には男女差はみられなかった。この知見は、英医学誌「Lancet Oncology」オンライン版に6月14日掲載された。
「男性でも女性でも、肺癌を予防する最も効果的な方法は喫煙しないことで、喫煙者なら禁煙することだ」とFreedman氏はいう。米国癌協会(ACS)のThomas Glynn氏は、肺癌リスクの男女差について過去10年議論されてきたことを考えると、女性は男性とほぼ同様に肺癌にかかりやすいとの結論に達した今回の知見は、極めて有用だとしている。「男性と同じように喫煙する女性は、男性と同じように死ぬ」(Women who smoke like men die like men)という格言(adage)が正しいことが示されたとGlynn氏は述べている。
(HealthDay News 6月13日)
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