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健康ニュース
 
デイリーニュース

2008/05/26
血圧降下にはアスピリンの服用は就寝前のほうが効果的
   高血圧前症(prehypertension)の管理に毎日のアスピリン服用が有効とされるが、その効果は就寝前に服用した場合に限られることが、スペイン、ビゴVigo大学のRamon C. Hermida博士らの研究で示され、米ニューオーリーンズで開催された米国高血圧学会(ASH)年次集会で報告された。

 Hermida氏の過去の研究では、中等症高血圧患者での就寝前アスピリン服用が有効であることが示されていたが、高血圧前症で夜間のアスピリン服用の効果が示されたのは今回が初めて。高血圧前症は、収縮期血圧140/拡張期血圧90mmHgをわずかに下回る程度の血圧で、心疾患、脳卒中をはじめとする心血管疾患のリスクを示す危険信号であることが知られている。日中のアスピリン投与が効かない理由は不明だが、血液凝固を引き起こすホルモンなどの産生を抑えるのではないかと考えられるという。このような物質の多くは、(夜間)休息時に産生される。

 3カ月にわたり実施された今回の研究は、高血圧前症と診断された成人244人が対象。被験者の3分の1に、血圧降下(降圧)のための一般的な健康法と食生活に従うよう指示し、別の3分の1には毎晩就寝前に100mgのアスピリン錠剤を服用するよう指示。残りの3分の1には同用量のアスピリンを起床時に服用するよう指示した。研究開始前および3カ月後に、午前7時から午後11時まで20分間隔、夜間は30分間隔で血圧をモニタリングした。その結果、就寝前にアスピリンを服用した群では、収縮期(最大)血圧が5.4ポイント、拡張期(最小)血圧が3.4ポイント低下したが、ほかの2群では降圧効果は認められなかった。

 AHSのSuzanne Oparil博士によると、アスピリンを朝よりも夜に服用する方が大幅な降圧効果が得られる理由について、夜間は消化管による薬剤の吸収率が高い可能性もあるという。「理由は不確かだが、観察結果は確かなものだといえる」と同氏は述べている。

 この知見は、身体の概日(サーカディアン)リズムによる影響を軽視できないことを示すものだとHermida氏は述べている。高血圧前症患者への投与時間によるアスピリンの効果はこれまであまり知られていなかったが、個人のリズムに合わせた治療をすることによって、血圧管理の効果を高め、将来の心血管疾患リスクを軽減させることができると同氏はいう。

(HealthDay News 5月14日)

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http://www.healthday.com/Article.asp?AID=615513

 
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