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“デザイナーベビー”への懸念高まる
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ヒト胚の遺伝子操作を試みる初めての研究によって、“デザイナーベビー”を生み出すことにつながるのではないかとの懸念が高まっている。デザイナーベビーとは、胚に特定の遺伝子を導入することにより、赤ん坊の運動能力や知能などの特性を向上させようというもの。しかし、研究チームは、そのような心配には及ばないとの見解を示しているという。
AP通信によると、研究者らは、この研究は幹細胞(stem cell)に焦点を当てたものであり、胎児に成長する可能性のない異常胚を用いていると述べている。米ニューヨークプレスビテリアン病院/ワイルコーネルメディカルセンター(New York Presbyterian/Weill Cornell Medical Center)のZev Rosenwaks博士らは、昨年(2007年)秋の米国生殖医学会(ASRM)年次集会でこの研究について発表したが、先ごろ英国の新聞で大きく取り上げられたことにより広く注目を集めている。
研究チームが開発する技術は、遺伝子組み換えヒトの作製に利用される可能性のあるもので、「公での議論をいっさいしないまま開発が進められている」と、ヒトの遺伝や生殖技術への規制を促進する米国の団体「遺伝学・社会センター(Center for Genetics and Society)」のMarcy Darnovsky氏は述べている。また、ロンドンに拠点を置く同様の団体「Human Genetics Alert」もこの研究を批判しているという。
一方、米国遺伝子公共政策センター(ワシントンD.C.)のKathy Hudson氏は、この研究を問題視していないとコメント、遺伝子導入によりヒトを作り変えるまでには依然として多数の技術的な壁があると指摘している。「われわれがそのような技術を手にするにはまだ程遠く、安全性が確認されていない時点でそのような試みをすることは道義的に受け入れられないだろう」とHudson氏はAP通信に語っている。
(HealthDay News 5月13日)
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