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多くの米国人が処方薬を共用
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米国では、多くの人がアレルギー治療薬、抗生物質および鎮痛薬などの処方薬を家族や友人と共用していることが、新しい調査によって判明し、米医学誌「American Journal of Public Health」オンライン版に4月29日に掲載された。
米Academic Edge社(インディアナ州)のRichard Goldsworthy氏らが今回の研究を始めるきっかけとなったのは、同社が処方薬の警告表示に利用者の薬剤の共用を思いとどまらせる効果があるのかどうかを検討する研究を実施したことであった。この件については十分なデータが得られなかったため、もっと広い視点で問題全体に目を向けることにしたと同氏は述べている。
研究グループは、2006年にロサンゼルス、フェニックス、フィラデルフィアおよびアトランタをはじめとする大都市に住む12〜44歳の700人を対象に一対一の面接を行い、薬剤の使用について質問した。
調査の結果、対象者の3分の2が他人と薬剤を共用したことはないと回答した。23%が自分の薬剤を人に分け与えたことがあり、27%が人からもらったことがあると回答、16%が両方の経験があると答えた。約22%が鎮痛薬、7%が精神安定薬を共用したことがあるとしたほか、4人に1人がアレルギー治療薬、約21%が抗生物質を共用したことがあると答えた。最後の抗生物質については気がかりな結果であるとGoldsworthy氏は述べており、処方された抗生物質は残さずにすべて自分で使い切る必要があり、乱用すれば多剤耐性をもつ病原菌の増大につながると指摘している。
ただし、薬剤を共用してもさほどリスクがないケースもあり、たとえば旅行中に歯が痛くなったときに、処方薬(鎮痛薬)を持っている人から分けてもらうのは道理にかなっているとGoldsworthy氏は述べている。薬剤を共用する理由はさまざまであり、便利だから、症状を抑えたいなどのほかに、スリルを求めて鎮痛薬や精神安定薬を共用することもあるという。ただし、処方薬に共用を避けるようにという警告を表示すべきかどうかについては、すでに多くの警告が表示されていることから、パッケージのいたるところに表示される大量のメッセージの中に埋もれてしまうだけではないかと同氏は述べている。
(HealthDay News 4月29日)
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