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腸内常在菌が腎結石の再発率を減らす
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Oxalobacter formigenesと呼ばれる腸管内に普通に存在する細菌が、腎結石の再発リスクを約70%減少させることが示され、医学誌「American Society of Nephrology」3月号で報告された。
今回の研究は、再発性のシュウ酸カルシウム(CaOx)腎結石のある成人247人を、対照群259人と比較したもの。全被験者の健康状態および食生活に関する情報を収集したほか、糞便培養検査によりO.formigenesの有無を調べた。その結果、再発性腎結石群の17%、対照群の38%でこの細菌が検出された。
研究を率いた米ボストン大学(マサチューセッツ州)公衆衛生学部教授のDavid Kaufmanによると、O.formigenesの定着と再発性CaOx腎結石との間に強い逆の関連が認められたという。「現在、この細菌をプロバイオティック(体内で有益な働きをする細菌の活用)として利用する研究の初期段階にある」と同氏は述べている。
米国では、生涯に腎結石を発症するリスクが5〜15%、5年以内に再発するリスクが30〜50%であるとされ、腎結石による入院コストは年間20億ドル(約2,040億円)にも達している。腎結石の80%はCaOxが主成分であり、尿に含まれるシュウ酸が腎結石形成の主な危険因子(リスクファクター)とである。O. formigenesは、多くの成人に普通にみられる細菌で、腸管内でシュウ酸を分解する作用をもつ。
(HealthDay News 3月5日)
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