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レーザーを利用して呼気から疾患を検出
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レーザー光線で呼気を調べることで、多数の疾患の分子マーカーを検出できるという特殊な技術が開発され、光学専門誌「Optics Express」2月18日号で報告された。
米国立標準技術研究所(NIST)と米コロラド大学の共同研究所であるJILAのチームによる報告で、この技術は「キャビティ強化直接光周波数コム分光法(cavity-enhanced direct optical frequency comb spectroscopy)」と呼ばれる。光周波数コム分光法は、1990年代に開発された技術である。今回の研究を率いたJun Ye氏によると「この技術によって、呼気に含まれるさまざまな分子を広い視点で一度に捉えることができる」という。
人が吐き出す呼気には1,000種類以上の異なる分子が含まれており、その中には疾患の指標となるものがある。たとえば、メチルアミンの濃度が高いと肝疾患または腎疾患の可能性があり、アンモニアは腎不全のサインである。アセトン高値は糖尿病の指標となり、酸化窒素は喘息の診断に用いることができる。
今回の研究では、この技術を用いて数人のボランティアの呼気を分析した。被験者が光キャビティ(2枚の鏡にはさまれた空洞空間)に呼気を吐き出し、次にパルス状のレーザー光をこのキャビティ内に照射する。レーザー光は鏡の間を反射して往復し、キャビティから出るまでに数kmに及ぶ距離を走る。この間に、レーザー光はキャビティ内の分子に漏れなくぶつかることになり、幅広い分子を検出することができるという。今後、臨床試験による評価を実施するする必要があるが、この技術によって、低コストで迅速な非侵襲性の健康診断が実現となる可能性があると研究グループは述べている。
(HealthDay News 2月25日)
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