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GPS装置で末梢動脈疾患の重症度を評価
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運転中に道に迷うのを防いでくれる全地球測位システム(GPS)装置が、患者の末梢動脈疾患(PAD)の程度を判断するのに有用であることが、フランスの研究グループによって示され、米医学誌「Circulation」オンライン版に2月4日掲載された。
PADは、脚(下肢)の動脈に閉塞が生じ、歩行時に激しい痛みを引き起こす疾患で、米国では約800万人が罹患しており、心血管疾患死のリスクが4-5倍高い。今回の研究では、PAD患者24人に公園内を散策してもらい、GPS装置とコンピューターの表計算ソフトを用いて患者の最大歩行距離(MWD)を分析した。MWDとは、PAD患者が脚の痛みで歩けなくなるまでに、平坦な地面を通常の速度で歩くことのできた最大距離である。
現在、MWDの判定にはトレッドミルを用いたテスト(運動負荷試験)が標準的に行われているが、この方法では時間がかかり、研究室内で実施しなければならない上、正確な評価ができないこともある。患者は、自分の歩行能力は日によって異なり、1回の歩行中でも変化すると訴えることが多い。GPS装置を用いれば、歩行距離のほか、速度や休憩時間、歩行回数などを長時間にわたり分析することができると、報告を行ったアンジェAngers大学病院(アンジェ)のPierre Abraham博士は述べている。
しかし、MWDの評価方法としてGPS装置が完全にトレッドミルの代わりになるわけではないとAbraham氏は付け加えている。トレッドミルによるテストは標準化されており、血圧、酸素消費量および心拍数などの複数の評価項目を同時に記録すること。また、屋外でのGPS検査ができない患者もいるためである。
(HealthDay News 2月5日)
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