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代謝性疾患児に非親族間の臍帯(さいたい)血移植が有効
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ハーラー病、クラッベ病などの代謝性疾患をもって生まれた乳児に、非親族からの臍帯(さいたい)血移植が有用であることが、米デューク大学(ノースカロライナ州)メディカルセンターの研究グループにより示され、アトランタで開催された米国血液学会(ASH)年次集会で発表された。
臓器不全や早期死亡をもたらす代謝性疾患は出生児の1万人に1人にみられ、治療しなければほとんどが1歳までに死亡する。従来は骨髄移植による治療が行われてきたが、これは適合するドナーがいなければ実施できない。骨髄移植および臍帯血移植はどちらも欠損する酵素を補い、臓器の正常な発達を助けるものである。
今回の研究は、1995〜2007年に同センターで非親族からの臍帯血移植を受けた遺伝性代謝性疾患の小児159人を調べたもの。その結果、非親族間臍帯血移植に数々の利点があることがわかった。研究を率いたVinod Prasad博士によると、例えば、臍帯血は骨髄に比べて容易に利用できるほか、移植された細胞が宿主の組織や臓器を異物と認識して生じる重篤で致死性の移植片対宿主病(GVHD)のような合併症のリスクも少ないという。
また、比較的健康状態がよいうちに臍帯血移植を受けた患児は、骨髄移植を受けた患児よりも予後が良好であることも示された。臍帯血移植を受けた集団のうち88%以上が1年生存し、80%近くが5年生存したという。この理由の一つは、「臍帯血の細胞が骨髄由来の造血幹細胞に比べて単純であり、患児の体に入っても順応しやすく反応が小さいためだ」とPrasad氏は説明している。
(HealthDay News 12月10日)
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