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乳癌(がん)に新しい治療法
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癌(がん)化学療法薬(抗癌薬)を乳管に直接送達させると、早期の乳癌治療が容易となり、放射線療法や外科的療法と同程度の効果が得られる可能性があることが、動物モデルでの研究で明らかにされ、医学誌「Cancer Research」1月15日号に掲載された。
経乳管療法(intraductal therapy)と呼ばれるこの治療法は、髪の毛ほどの細いカテーテルを用いて、乳頭から乳管内に直接薬剤を注入するもの。米ジョンズ・ホプキンス大学(ボルチモア)腫瘍学教授のSaraswati Sukumar氏らは「動物モデルで乳管から薬剤を注入したところ、その他の組織をおかすことなく乳房のみに到達させることができた」という。Sukumar氏は、早期の乳癌がその発生部位である乳管から移動する可能性は低いため、経乳管療法によって外科的療法や放射線療法と同程度の治療効果は望めるのではないかと述べる。
Sukumar氏らはこの結果を踏まえて、同大Kimmel癌センターで乳房切除術を予定している乳癌患者を対象に第I相臨床試験を実施しており、疼痛や炎症、乳管構造の変化などの潜在的な副作用を含めた、経乳管療法の安全性および実現性を検討中である。
同氏は「外観をできるだけ損なうことがなく正常組織を温存することができる早期乳癌の治療選択肢を開発したい」とし、癌化学療法薬やタモキシフェンなどの乳癌予防薬を乳管に注入する方法は、乳癌の高リスク女性を守る手立てとして期待できると述べている。
(HealthDay News 2月3日)
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