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癌(がん)生存者に二次癌のリスク
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癌(がん)の治療法に改善が重ねられ、癌患者の生存率が上昇している一方、二次癌の発症リスクが増大していることが、米国立癌研究所(NCI)の助成による研究で明らかになった。
NCI発行の「National Cancer Institute」9月21日号に掲載された研究によると、米アイオワ大学疫学教授のCharles F. Lynch博士は、今回の研究結果から、長期にわたって悪影響を及ぼすことの少ない、有効な癌治療法を確立する必要性のあることが明らかにされたとしている。
この研究は、北米および欧州の14の腫瘍登録から得た、精巣癌患者4万576例のデータに基づくもの。精巣癌の診断後、10年以上経過した男性患者を評価したところ、比較的晩年に癌を発症した一般集団に比べ、二次癌の発症リスクが実質的に高く、少なくとも35年間リスクが継続することがわかった。このリスクの大部分は、原発(一次)癌の治療が引き金となって、副作用として後年発症したものであった。
また、二次癌の発症リスクは、化学療法単独よりも放射線単独療法を受けた患者でわずかに高かった。年齢的に顕著だったのは、35歳で一次癌の治療を受けた患者で、その後40年間に30%以上で二次癌の発症をみた。一般的な二次癌としては、膀胱癌、大腸癌、肺癌、膵癌、胃癌が挙げられた。
Lynch博士は「今回の研究結果は、生存率が上昇している他の癌においても言える」と指摘する。特に、肺癌など致死性の悪性腫瘍は別として、癌の治療成功の可能性は高まってきており、癌患者の5年生存率は現在50%を超えている。「こうした臨床的意義が高まる一方で、多くの癌患者が一次癌を克服したのち、二次癌の発症をみている」という。
Lynch 博士は、二次癌の発症率が低下していることには期待を寄せており、「今後の課題は、一次癌の治療法として、二次癌の発症リスクを最小限に抑えられる方法を確立することである」との見解を示している。
(HealthDay News 9月20日)
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