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免疫系に捕そくされない超微粒子の薬剤
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きわめて小さな微粒子「ナノ粒子」を用いたステルスナノ粒子(stealth nano particles)」と呼ばれる薬剤が、将来、腫瘍細胞へのターゲット療法や体内の特異部位に送達させるドラッグデリバリー療法に用いられるかもしれない。
米ペンシルベニア州立大学の研究者らは、ナノ単位の超微粒状態で、ポリマー製のナノシェルに内包した製剤を開発した。作製された薬剤は、乳癌(がん)治療に用いられるパクリタキセルおよび眼の炎症治療に用いられるステロイド薬のデキサメタゾン。
これらナノシェルを細胞培養で検討したところ、24時間後に標的領域に残存していた薬剤は、カプセルに内包していない薬剤よりも少なかった。
研究者らは、ポリマーナノシェルは薬剤を体内の免疫系に検知されることなく、「ステルスモード(捕そくされない状態)」で血中を移行させことができると予測している。さらに、ナノシェルは体内の特異的細胞を標的とするよう操作できる。
このタイプのドラッグデリバリー・システムは、薬剤を標的領域に確実に送達させることができるため、腫瘍や眼部など血管新生が多くみられる領域で特に有用であると考えられる。
研究は、先ごろワシントンDCで開かれた米国化学会(ACS)年次集会で発表された。
(HealthDay News 8月31日)
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