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幼児のトイレトレーニングもハイテクで
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乳幼児のトイレトレーニングは何世代にもわたり行われてきたが、ベルギーの研究グループが21世紀にふさわしい方法を考え出した。アントワープ大学の研究グループは現在、おむつ(diaper)の濡れを知らせるアラームの開発に取り組んでいるという。アラームは楽しい音楽を出すもので、子どもに害を与えない。
この研究は、行動心理学およびバイオフィードバックの考え方に基づくもので、「おむつの汚れに迅速に対応することにより幼児の膀胱コントロールを促すことができる」と研究著者の一人で同大学泌尿器学教授のJean‐Jacques Wyndaele氏は述べている。これまでにアラームを使用して大きい子どもの夜尿症の克服や知的障害児のトイレトレーニングに成功しているが、健康な幼児を対象とする試験は実施されておらず、この分野の研究はほとんどされていなかったという。
今回の研究は、ベルギーの数カ所の託児施設で、トイレトレーニングを開始できる段階に達した生後18〜30カ月の健常幼児39人を対象に実施された。託児施設への到着時から1日を通して3週間にわたりトレーニングを続けた。研究チームは、軽いアラームボックスを取り付けた特殊なおむつを作製。おむつが濡れて音が鳴れば、幼児を便器まで連れて行き最後まで排尿させ、できたときは褒美を与えた。全員に同じタイプのおむつを着用させたが、アラームの付いたおむつを着けるのは半数のみとした。
その結果、アラームに加えて正の強化(positive reinforcement)を用いるのが有効であることが示された。アラーム付きのおむつを着けた幼児は、約52%の確率で自分で膀胱コントロールをすることができ、アラームなしの8.3%に比べて有意に優れた結果であった。また、この効果は試験期間を過ぎても2週間以上持続した。
「アラームによって幼児および育児者がおむつ濡れをすぐに知ることができるのが、この方法の利点だ」とWyndaele氏は述べている。アラームにより子どもの注意がそらされ、膀胱の動きの自覚が強まるという。すぐにトイレに連れて行くことによって、さらに強化を与えることができる。特に、託児施設を利用する比率の高いヨーロッパおよび米国で有用な技術であると同氏は述べている。この研究は、医学誌「Neurology and Urodynamics(神経学と尿[尿路流体]力学)」4月号に掲載された。
一方、この方法がこれまで多くの母親が長年実施してきた方法よりも優れているかどうかは疑問だとする専門家もいる。ある小児科医は「トイレトレーニングでは子どもが必要と自覚することが有効。おむつの交換を楽しいものにしない方がよい」と指摘。別の医師は「興味深いが、研究の規模が小さすぎる。害のないものなら試してみる価値はあると思う」と述べている。
(HealthDay News 6月19日)
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