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なかなか寝つけない、途中で目が覚めてしまって睡眠不足でなんだか体の調子が悪い。そんな悩みを抱えている女性は少なくありません。そこで、不眠症とはどんなものか、快眠を得るためにはどんな方法があるのか、睡眠薬の服用の仕方なども含めてご紹介していきます。第1回目は、不眠のタイプとその原因についてです。
不眠症とは?
人によって必要な睡眠時間は異なります。平均的な睡眠時間は7〜8時間と言われますが、5〜6時間の睡眠時間でも快調に暮らしている人もいれば、10時間眠らないと寝足りないという人もいます。
不眠症というのは、よく眠れなくて困る、一睡もできなかったという悩みが強い状態のこと。睡眠時間だけでなく、睡眠の質に対する満足感が得られない状態も不眠症といいます。
睡眠不足は疲労の回復を妨げるだけでなく、ホルモンの分泌の妨げにもなります。また、糖の代謝や免疫機能にも影響を及ぼします。その結果、睡眠不足の人の血中にはグルコースやコルチゾールの値が高くなるという典型的なストレス反応が出ます。このため、糖尿病や高血圧、肥満の原因にもなるという説もあります。
睡眠不足のタイプと原因
不眠症には次のようなタイプがあります。
- 入眠障害
布団に入っても30分〜1時間寝つけないが一度眠れば朝まで眠れるもの。原因は精神的なストレスや過労の場合が多い。眠れないことにこだわりすぎるため、入眠できないもので、不眠症の中で最もポピュラーなタイプ。中には横になって寝ようとすると、脚がムズムズして眠れない脚むずむず症候群の場合もある。
- 中途覚醒
夜中に何度も目覚めてしまって熟睡感が得られないもの。原因としては心配や興奮による精神的なもの、夜間何回も尿意を催すなど身体的ものがある。
- 早朝覚醒
寝つきは比較的いいのに、早朝の暗いうちから目覚めて、その後眠れないもの。高齢者に多く見られるが、十分な睡眠が得られている場合は問題ない。ただし、うつ病が原因として潜んでいる場合もあり、注意が必要。
- 熟眠障害
睡眠時間は取れているのに、熟睡したという満足感が得られないもの。精神的な緊張やストレスが原因として考えられる。
このほか、夜型生活による生活リズムの乱れが原因となっている場合もあります。また、寝室が明るすぎる、不規則な音が耳に入る、手足が冷える、などが原因で寝つきが悪くなることがあります。睡眠不足を解消して、快適な生活を送るにはどうしたらいいのか。次回から具体的に取り上げていきます。

★体内時計の乱れによる睡眠障害★
体の中の体内時計のリズムの乱れによる睡眠障害には治療が必要な場合はあります。寝つく時間が遅くなったまま戻らない「睡眠相後退症候群」や寝つく時間が毎日一定の時間ずつ遅くずれ込んでいく「非24時間睡眠・覚醒症候群」がこれに当たります。
治療法としては、照明器具によって2500〜3000ルクスという明るい光を浴びせて体内時計を調整する高照度光療法が取られます。また、ビタミンB12やメラトニンの薬剤による治療方法もあり、ビタミンB12はとくに非24時間睡眠・覚醒症候群に対して効果があります。
次回は「ぐっすり眠るために」です。
2004年1月5日
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