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摂食障害の患者を抱える家族は、治療にあたってどのような医療機関を選んだらいいのでしょうか。また、どのようにサポートしていったらいいのでしょうか。自助グループの利用も含め、支援の方法についてふれていきます。
心療内科や精神科の受診を
他のさまざまな病気と同様、摂食障害も医療機関へ早めに相談をすることが大切です。症状に気づいてから何年も経過している場合は、治療が難しくなることもあるからです。そうはいっても、本人が受診を強固に拒絶する場合も少なくありません。そんなときは無理に本人を受診させるのは禁物です。家族が相談に訪れ、治療をスタートしましょう。家族が病気を理解できるようになれば、接する態度も変わり、症状の改善が見られる場合もあります。
身体面と心理面の両面からの治療が必要となるため、心療内科や精神科を受診するのが望ましいでしょう。近くにそうした病院がない場合は、年齢にこだわらず、小児科を受診しましょう。小児科医の中には心の問題に関心を持つ人も増えているからです。
無理は禁物。気持ちに寄り添う態度で
ついつい無理して食べさせようとしてしまったり、食べるのをやめさせようとしたりすることもあるでしょう。でも、拒食や過食をやめさせるだけでは、苦痛が増えるだけで症状の改善は困難です。過食症の患者さんの場合、部屋にお菓子が隠してあることも。それでも、勝手に片づけたりせず、放っておいてください。とはいっても、冷蔵庫の中にたくさん食べ物があれば、食べたくなるのは当然のこと。冷蔵庫の中にはその日に使う食材しか置かないようにすることです。
また、「なぜ食べようとしないのか!」と患者さんに怒りをぶつけたくなることも多いものです。しかし、怒りを患者さんに寄り添う気持ちに変えて、「なぜ、今食べようとしないんだろう」と一緒に問題を考えていくことで、道が開けてくることもあります。逆に過食症の場合には、患者さん自身がなんとかしたいと焦りすぎて、急激に行動を変えては挫折を繰り返す場合もあります。ハードルが低すぎるように見えても、「できた」という実感が持てる体験を積み重ねることが治療への前向きな意欲につながります。
症状が改善してきても、「よくなったね」は禁句です。拒食症の場合などは特に「太ったね」と聞こえてしまいます。体重や体型についてのこだわりが強い場合が多いので、そのような話題は避けたがほうが無難です。
自助グループの利用も有効
最近、各地で摂食障害者のための自助グループの活動が盛んになりつつあります。同じような悩みを持っていた回復者の話を聞いたり、相談をしたりすることは、症状改善への足がかりの一つになります。
自助グループでは、自分のことについて自由に話すミーティングの機会が用意されています。自分の話をしたり、人の話を聞いたりすることで気持ちが楽になり、考えが整理されることも少なくありません。病気についての情報の交換もできます。
ホームページなど、活動の案内を出しているところも多いようです。また、各地の精神保健福祉センターに問い合わせれば、こうした自助グループの情報が得られることもあります。
2003年9月29日
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