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買い物がストレス解消の手段に
私達の生活にすっかり定着したクレジットカード。現金を持ち歩かなくても、手軽にいつでも買い物ができるとあって、基本的に買い物はカードで、という人も増えているようです。また、バブル時代に物があふれた生活に慣れきってしまった人々にとって、クレジットカードは「お金がなくても、とりあえず欲しいものをすぐに手に入れるための手段」としてなくてはならない存在になり、気づいた時には自己破産……というパターンが、近年マスコミに問題としてしきりに取り上げられたのは、記憶に新しいところです。
「ばかだよね、身の程もわきまえず高級品を身につけたがるなんて」「これはバブルが生んだ、消費社会への警鐘の一つだね」といったところが一般の人々の反応でしたが、バブルがはじけて何年もたったにも関わらず、いまだにカード破産はなくなりません。
A子さんも、最近自己破産を申請した1人。しかし、見たところ、ブランド品に夢中になるような派手なタイプではなく、どちらかというとおとなしい、地味なタイプの人だったので、周囲の人達は心底驚きました。そんな彼女がなぜ、カード破産におちいったのでしょうか?
「一度、ストレスがたまっている時に思いっきり買い物したらものすごくすっきりしたものだから、それ以来癖になっちゃって……。気づいたら、別にそんなに欲しいと思わないものでも、目についたものをバンバン買うようになってたの」
そう、彼女にとって買い物は、ストレス解消の手段だったのです。これは「やけ食い」や「やけ酒」などと同じメカニズム。積もり積もった欲求不満を「買い物」という別の形で満たそうとしていたわけです。
みなさんの中にも、一度ならず「あー、明日は買い物にでも行って、パーっとうさ晴らししようかな」なんて思ったことのある人がいるのでは? 心当たりのある人は、くれぐれもご注意を!
2001年5月28日
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