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つらい“冷え”を改善しよう (下)
冷えに効く!? 腹式呼吸について


腹式呼吸で内臓を活性化

 呼吸には胸式呼吸と腹式呼吸があります。胸式呼吸は、どちらかというと女性に多い呼吸法で、息を吸うと胸部(肺)が横に膨らみます。これに対し、腹式呼吸は胸とお腹を隔てている横隔膜を下げて、胸部(肺)を縦に膨らませておこなう呼吸法です。
 腹式呼吸は胸式呼吸よりも多くの酸素を体内に取り込めるだけでなく、横隔膜が上下することで内臓に刺激を与え、内臓を活性化させます。また、深く呼吸をすることで自律神経に作用し、イライラやストレスを解消する効果も期待できます。さらに、全身の代謝を整え、血行を促進しますから、冷え性や肩凝りなどの改善にも役立ちます。

 

全身持久力を高める

 声量を必要とする歌手は、腹式呼吸をしています。それは、腹式呼吸が最も効率よく肺の換気量を増やす方法だからです。心臓に多くの血液が必要になる運動時も、一般的に腹式呼吸になっていますが、それも、血流を増やすために多量の酸素を肺に送る必要があるからなのです。腹式呼吸で運動を続けると、呼吸器筋が持久力を増して、息切れなどが起こりにくくなります。
 日常生活でも意識的に腹式呼吸をおこなうことによって、呼吸器筋の持久力を高める効果が期待できますから、常日頃、気づいたときに意識しておこない、腹式呼吸をするクセをつけてしまいましょう。

 

正しい腹式呼吸とは?

 食後1〜1時間半は内臓に負担がかかるので、それ以外のときに試してみるとよいでしょう。ポイントは、ゆっくりとおこなうこと。鼻から吸って、口から吐くのが基本です。20回くらい繰り返すと、血流が盛んになり、爽快な気分になります。道具もいらず、空いた時間にいつでもできる健康法です。


 <腹式呼吸の練習方法>

  1. お腹を引っ込めて、胸部(肺)の空気を全部吐く
  2. 息を約1秒止める
  3. お腹を膨らませながら、3秒かけて鼻から息を吸う(約3秒)
  4. 吸った2倍の時間(約6秒)をかけて口から息を吐く


2002年12月24日

※この原稿はスポーツトレーナーが監修しています。

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