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紫外線はお肌の敵! 最終回
日焼けやシミ、シワのケアや治療法

 前回まで、紫外線の弊害や、紫外線防御対策について述べてきましたが、うっかり日焼けしてしまったり、シミやシワができたりしてしまったときは、次のようなケアや治療をおこないます。



日焼けしたときのケア

日焼けしたときのケア イメージ◎日焼けしたら、水で冷やす
 日焼けして肌が赤くなっている状態は、軽いやけどをしたときと同じです。そのため、日焼けした部位を水で冷やしましょう。この状態のときにお化粧すると、肌をますます痛めてしまうのでお化粧は控え、顔や腕に刺激が少ない化粧水をつけて冷やします。

◎日焼けがひどいときは病院を受診する
 1日で全身の3分の1以上日焼けしたり、水泡ができたり、発熱したりした場合は、皮膚科を受診しましょう。病院では診断のうえ、症状に合わせて、炎症を抑える薬などを処方してくれます。

 

シミ・シワの治療

 シミやシワができたとき、市販の美白効果のある化粧品を使っている人が多いようです。そうしたセルフケアでも、ある程度の効果は期待できますが、最近ではレーザー治療や薬などで、シミやシワを目立たなくすることができるようになってきました。治療の効果については多少の個人差があり、健康保険も効きませんが、興味がある人は一度美容外科の専門医に相談してみるとよいでしょう。治療方法としては次のようなものがあります。


■レーザー治療

 シミができている個所にレーザー光を照射します。すると、その部分の角質層と表皮がはがれてかさぶたができ、何日かするとシミのない正常な肌が再生します。シワの場合は、真皮に照射してコラーゲンを再生させ、肌の張りを取り戻します。

■ケミカルピーリング
 顔に角質層を溶かす作用のある薬を塗り、角質層をごく薄くはがします。この治療法は肌のくすみや毛穴ニキビには効果があり、1週間以上間隔をあけて数回おこないます。

■コラーゲン・ヒアルロン酸を注射
 シワや傷あとがある部分の真皮に直接コラーゲンやヒアルロン酸を注射します。コラーゲンの場合は、治療の前にアレルギーテストが必要です。持続効果は6カ月〜1年弱です。

■レチノイン酸外用薬
 濃度によりますが、表皮から真皮にまで効くビタミンA誘導体、それがレチノイン酸外用薬です。厚生労働省の認可は下りていませんが、ニキビと若返りの薬として欧米では一般的です。東洋人の肌は炎症後の色素沈着をおこしやすいので、必ず医師の指導のもとで使用してください。

 

 上記のほかにも、深いシワにポツリヌス毒素を少量注射する方法、リフトなどの手術など、いくつかの治療法があります。シミやシワを改善したい場合は、医師と相談して、それぞれの治療の方法や経過、費用などを確認し、自分の症状にあった治療法を選びましょう。それでも、治療よりは予防の方が安上がりで確実であることをお忘れなく。


(ライター:望月 芳子)

2002年6月24日

監修:石井 美夏(美夏クリニック 院長)
プロフィール
 信州大学医学部卒。形成外科学会認定医、日本皮膚科学会会員、日本美容外科学会会員。昭和大学形成外科学教室、亀田総合病院形成外科・皮膚科、美希病院皮膚科、形成外科、美容外科を経て、2001年7月 美夏クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺 http://www.mika-clinic.com/index.html)開設。
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