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ニキビの炎症に効くビタミンC誘導体
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「2〜3年前から美容学会などで話題になってきているものにビタミンC誘導体があります。ビタミンCは、そのまま塗ったのでは皮膚からはほとんど吸収されません。しかし、プロビタミンCというビタミンCの前駆体なら、皮膚から吸収された後、体内でビタミンCに変換されます。最近雑誌などでよく取り上げられ、女性の関心を呼んでいるものです。
「5%以上の高濃度のビタミンC誘導体を用いると、ニキビの炎症によく効きます。またニキビ後の色素沈着にも、軽度の瘢痕にも効きます。通常は、液体で処方されます。また、これには肌のきめを細かくする作用があります。それにもかかわらず、化粧品会社がビタミンC誘導体入りの化粧品を販売していないのは、薬事法で濃度規制があり、5%の濃度入りのものは販売できないからです」と大沢先生。ですから必要な方は、皮膚科で処方してもらいましょう。
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ビタミンA誘導体はシミ、シワ対策に
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ビタミンAが不足すると、皮膚が乾燥したり、落屑(らくせつ)といって皮膚がボロボロ落ちる症状や、毛孔が角化するなどの症状が出ることは、医学的によく知られています。だから、ビタミンAは肌にいいのです。レチノールやビタミンA誘導体のレチノイン酸があり、これらは皮膚の表面を剥ぐ軽いピーリング効果がありますので、ある程度シワもシミも取れます。現在レチノール配合の化粧品がかなり出回っています。
「アメリカで販売されているシワ、シミ取り効果を宣伝している化粧品は、レチノールではなくレチノイン酸配合のものなんですね。レチノイン酸は催奇形性(奇形児をつくる)が問題となった薬剤なので、まだ日本では厚生省が認可していません。皮膚科で使われているビタミンA誘導体にはいろいろあって、一番知られているチガソン(エストレチナート)などは半減期が長くてかなり催奇形性の可能性が高いので、薬を飲んだ人は2年間避妊しないと危険です。しかしレチノイン酸は皮膚に使う場合は半減期が短いし、皮膚から吸収される量が少ないので、アメリカでは催奇形性の問題はないとされ、皮膚治療に認められています。レチノイン酸は日本では保険治療ができないので、一部の皮膚科、形成外科の先生が自己処方として出しています。ただし、今後はニキビの治療薬として日本でも認められ、どんどん処方されるようになるかもしれません」と大沢先生。
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ビタミンCやビタミンAの誘導体の治療期間や費用は?
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ビタミンCやC誘導体の治療期間は、人にもよりますが、早くて数週間、普通は半年近くかかると思ってください。もちろん保険適用外です。
費用はビタミンC誘導体に関しては10ccを1000円程度で出している先生もいれば、30ccの化粧水の形にして3000〜5000円の場合もあり、さまざまです。
「ビタミンA誘導体は、アメリカから輸入しているか、出している先生が自分で作っているかによって値段が違います」と大沢先生。
化粧品会社が販売しているレチノール入りのシワ取りやリフティング効果のある美容液やクリーム・ローションなどはだいたい1万円前後します。かなり高価ですが、数カ月で効果が認められると言われています。
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次回は「流行の治療法」です。
2001年3月19日
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