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ほっておいても大丈夫な
「生理不順」と・・・
前回、月経周期が25〜38日までの範囲内なら正常といいましたが、それ以外の周期を生理不順と呼びます。ただし、この生理不順も、卵巣機能が未発達な思春期のころならよくあることですし、成人女性であっても多少の周期のズレなら心配しなくていいでしょう。
というのも、そもそも生理とは、間脳視床部から分泌されるホルモンの命令を受けて起こる体の変化であり、間脳視床部は疲労やストレスなどに影響を受けやすい場所なのです。転職や失恋など、生活環境や精神状態の変化がストレスとなって、自律神経がバランスを崩し、ホルモンの分泌が乱れて生理不順になることも決して珍しくありません。この場合は、環境に順応してくれば、自然と周期も正常に戻るはずです。
ところが、成人女性でありながら、毎回、周期が異常だというなら、何か別の原因があるのかもしれません。解明したければ、まず基礎体温をつけること。基礎体温のチェックは何も、子供が欲しい人や、避妊したい人だけのものではありません。毎朝、基礎体温を計ってグラフに描いてみると、意外な事実が見えてくることもあります。普通は、低温期と高温期がそれぞれ2週間ずつ続いたあと、最後にストンと体温が下がる日があり、ここから高温に上がる日が排卵日。
こんな場合は注意!
しかし、周期が24日以内で1カ月に2度も3度も生理があるような場合頻発月経や、逆に40〜50日という長い周期のとき稀発月経は、基礎体温表にきれいな2相が描かれず、無排卵や卵巣機能不全が疑われます。なお、無排卵の場合は低温相しか現れないので、自分でも簡単にわかります。早めに婦人科で検査を受ける必要があります。

基礎体温は、朝目覚めたら、寝床から起き上がる前に計るのがベスト。婦人体温計を舌
の下側に入れて約5分間計る。その毎日のデータを上のようなグラフにすると、体のリ ズムがよくわかる。正常な成人女性の基礎体温は、上のように低温期、陥落期、上昇期
、高温期、下降期に分けられる。
基礎体温曲線でわかること
正常な場合 |
黄体機能不全の場合  |
妊娠の場合 |
無排卵性月経の場合 |
- 頻発月経 … 24日以内の生理周期をいう。原因は、早期排卵、黄体期の短縮、無排卵の3つが考えられる。黄体期の短縮は、妊娠の確率も低くなるので、黄体ホルモンを補給する治療を受ける。
- 稀発月経 … 周期が39日以上3カ月以内のものを呼ぶ。排卵があれば特に治療の必要はないが、無排卵の場合は無月経になる恐れも。軽ければホルモン剤の服用、重いときは排卵誘発剤の注射が必要。
- 卵巣機能不全 … 黄体ホルモンの不足に起因するもので、生理のリズムの乱れ、頻発月経、出血がひどく少ないなどの症状が現れる。黄体ホルモンを薬や注射で補って治療する。
2000年9月25日
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