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腰痛は人間の宿命?
腰痛の根本的原因は、私たちの祖先が2本の足で立ち上がり、歩くようになったこと。それまでは四本の足で分散して支えていた体重を、腰と2本の足だけで支えることになり、負担が重くのしかかるようになったからです。
腰痛は人間の構造上、どうしても起こりうる宿命のようなもの。現在では「日本人の5人に1人は腰痛に悩んでいる」とさえ言われています。
かつて腰痛は年配者に多いものでしたが、このごろでは、若い女性の間でも腰痛が増えてきています。原因としては、筋力の低下や姿勢の悪さ、ストレス、過労、冷えなどがあげられますが、ほかに、月経や妊娠、出産、育児、更年期障害なども腰痛の引き金になることがあります。
腰痛の種類
他に病気がなく、特にきっかけもないのに、筋肉の疲労など腰への負担が積み重なって起こる腰痛の多く「腰痛症」です。20〜40歳代に多く、慢性化しやすいのが特徴です。日常生活に気をつけていれば、症状は軽減されていきます。
ほかに背骨と神経の異常に関係する腰痛、その他の病気に起因する腰痛があります。
若い人にも起こりやすい「椎間板ヘルニア」は、腰痛の原因の代表的なものといってもいいでしょう。「ヘルニア」は「あるものが飛び出している」という意味です。椎間板(ひとつひとつの背骨の間にあるクッション状のもの)から、その中身である髄核(ずいかく)が飛び出し、神経を痛めている状態をいいます。
ほかに骨と神経の異常に関係する腰痛は、中高年以上に多い「変形性脊椎症」「脊椎すべり症」などがあります。
病気によって引き起こされる腰痛もあります。腰痛を引き起こす病気としては、婦人科系の病気や、胃・十二指腸潰瘍、肝臓疾患などが考えられます。単なる腰痛だから…と甘く見ることをせずに、一度病院できちんと腰痛の原因を探ることをおすすめします。
また、いわゆる「ぎっくり腰」は、正式には病名ではなく、急性の腰痛になってしまった状態を言います。ひどい痛みが特徴で、もしもぎっくり腰になってしまったら2〜3日は安静にしていることが必要です。

★こんなときには病院へ★
慢性の腰痛がある場合「いつものことだから…」と病院に行くのをためらいがちです。しかし、腰の痛みが非常に強い場合や、排尿が困難な場合、手足にしびれが出ている場合などは、整形外科を受診しましょう。
次回は「女性に腰痛が多いわけ」です。
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