|
背筋の伸びた正しい姿勢を心がけよう
肩こりは生命に影響はないとはいえ、やはりつらいもの。予防するにこしたことはありません。生活習慣にちょっと気を配るだけで、肩こりは十分に防ぐことができます。
第一のポイントは姿勢です。前屈みになっていたり、逆に反り返ったりしていませんか? 立っているときも座っているときも、基本は背筋の伸びた“しゃんとした”姿勢です。車の運転をするときも同様です。
デスクワークの人は机とイスの高さにも気をつけましょう。机とイスの高さが自分の身体に合っていないと、首に負担のかかる姿勢になってしまいます。イスの高さは座ったときに足全体が床につき、膝頭がお尻より少し高い位置になるのが望ましいとされています。机は背筋をのばして座ったときに、ひじがつくくらいの高さがよいでしょう。
肩周辺の筋肉を鍛えよう
運動をして首や肩の筋力をアップさせれば、肩こりは起こりにくくなります。肩こり解消体操(第2回参照)は肩こりの予防にも役立ちます。それだけでなく、全身運動も肩こり予防に効果的です。ウォーキング、水泳などの有酸素運動がおすすめです。運動をする人の中には、首を回しながらぱきぱき音を立てる人を見かけますが、感心しません。強い運動は関節を痛める原因となります。
デスクワークなどで同じ姿勢が長く続くような場合は1時間に1回は休憩をとり、肩を軽く動かすようにしましょう。長時間ドライブするときも時々休憩し、車の外に出て体を思いっきり伸ばすとよいでしょう。
日用品にも注意して
日ごろ何気なく使っている日用品の中にも肩こりの原因となるものがあります。ショルダーバックはかけている側の筋肉を無意識に緊張させるので、肩こりが起こりやすくなります。時々かける肩をかえるとよいでしょう。手荷物もいつも同じ側で持つと、背骨がのバランスを乱してしまいます。時々、左右交互に持ちかえたり、両手にふり分けて持つようにします。
合わないメガネやコンタクトをしていると、姿勢を崩して対象物との距離を調整し、焦点に合わせようとしがちです。また、目の周囲の筋肉の負担が増え、肩の血行障害を引き起こすので、視力に合ったメガネやコンタクトを使うようにしましょう。
最近、健康枕が流行るなど、枕への関心が高まっていますが、これは肩こり予防にも大いに喜ばしいことです。高すぎたり、低すぎたりする枕は背筋の自然なカーブをくずし、肩こりを起こす原因となります。高すぎず、低すぎず、首の曲線に合った枕を選びましょう。
食生活では、血液の循環をスムーズにするビタミンEや疲労物質の一つ乳酸の分解を促進するクエン酸を積極的にとりましょう。ビタミンEはうなぎや大豆、カボチャなどに、クエン酸は梅干しやレモン、スダチなどに多く含まれています。
旅行や趣味などでストレスを上手に解消し、ためないことも肩こり予防につながります。
2003年11月25日
|