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乳房は、赤ちゃんに母乳をあげるという大切な役割を担っているだけではなく、女性の象徴でもあります。それだけに、乳がんなど乳房に関係した病気はほかの臓器の病気以上に女性の関心が高いようです。そして、乳房からの分泌液やしこりなどの自覚症状があったとき、それが病気なのかどうか気になる女性が多いでしょう。
そこで、乳房にまつわる代表的な症状と、考えられる病気についてまとめてみました。
乳房の症状チェック
1.乳頭(乳首の先端)から分泌物があり、下着が汚れる
この、透明または黄色っぽい汁のようなものは、乳腺から分泌された乳汁です。このような場合は、ホルモンのバランスの崩れや、乳腺症が原因だと思われます。悪性の病気ではありませんが、乳汁が乳首の回りについたままにしておくと、それがかぶれてかゆくなったり、湿疹ができたりすることがあります。そのため、授乳時に使う清浄綿などを使って清潔にしておきましょう。
また、乳汁に血が混じっている場合は乳管内乳頭腫という良性の腫瘍や乳がんの可能性があります。膿が混じっている場合は、乳腺炎(授乳期に乳汁が乳腺に詰まったり、細菌に感染して炎症をおこしたりする病気。発熱を伴うことが多い)の可能性があります。一度外科や乳腺外来で検査してもらいましょう。
2.乳房にしこりがある
月経の前に、境界がはっきりしなくて弾力があるしこりができ、月経が終わるとしこりがなくなる場合は乳腺症が疑われます。乳腺症の場合、しこりが痛んだり、乳房全体が張ったりします。
また、20〜30代で、弾力があってやや硬く、境界がはっきりしたしこりがある場合は、乳腺繊維線腫が考えられます。乳腺繊維線腫によるしこりは、触るとよく動くのが特徴で、痛みはありません。乳腺症や乳腺繊維線腫によるしこりは良性のもので心配は要りませんが、定期的に診察を受けるとよいでしょう。
一方、硬くて表面がでこぼこしていて、触っても動かないしこりがある場合、乳がんの可能性があります。境界がはっきりしない場合と、そうでない場合があります。早期の乳がんの場合は痛みがありませんが、進行するにつれてしこりが大きくなり、痛みが生じてきたり、赤く腫れてきたりすることもあります。
3.乳房にえくぼのようなへこみや、ひきつれがある
以前はなかったのに、乳房のへこみやひきつれ、乳頭の陥没ができたら、乳がんの可能性があります。すぐに外科や乳腺外来を受診しましょう。
4.乳房が片方だけ大きくなってきた
人間の体は左右対称とはかぎりません。そのため乳房も左右で多少大きさがちがうことがよくありますが、片方だけ急に腫れあがって大きくなり、痛みや発熱がある場合は、乳腺炎の疑いがあります。
以上、主な症状を簡単に説明しましたが、しこりなど、自分で触っただけでは良性のものか悪性のものか区別がつかないこともよくあります。年に1度は乳がん検診を受け、それ以外の時期も、気になる症状があれば念のために病院で診てもらうようにしましょう。
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