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子宮内膜症を正しく知ろう 第2回
子宮内膜症と不妊について
だんだんひどくなる月経時の痛み
子宮内膜症の女性の約半数が不妊
だんだんひどくなる月経時の痛み
子宮内膜症の主な症状としては、激しい月経痛があげられます。しかも、月経のたびにだんだん痛みがひどくなり、月経時に寝込むほどの痛みを覚える人が70%にものぼるのです。また、臓器の癒着などの症状が進むと、月経時以外にも下腹部の痛みや腰痛がおこってきます。
そのほか、排便時や性交時の痛みが子宮内膜症の特徴です。これらの痛みは、病巣が周囲の組織や神経を傷つけたり、次第に固くなって周囲をひきつれさせ、排便や性交の時に腸や子宮が無理に引っ張られたりするために起こります。また、癒着が卵巣付近にある場合は、卵胞が成長したり排卵したりする時にも痛みが生じます。
子宮内膜症の人は筋肉を収縮させる働きがあるプロスタグランジンという物質の分泌量が増えるので、これが痛みの原因の1つだといわれています。
同じように月経痛がひどい病気に、月経困難症があります。出産経験のない女性や若い女性は、子宮頚管が狭いために月経時に血液が排泄されにくく、痛みが生じるのです。出産すると月経痛が軽くなる場合がよくありますが、年々痛みがひどくなるような時は、子宮内膜症や子宮筋腫を疑ってみましょう。
子宮内膜症の女性の約半数が不妊
月経痛などの痛みと並んで、子宮内膜症で問題になっているのが不妊です。子宮内膜症と不妊との関係はまだはっきり解明されていませんが、子宮内膜症の女性の約半数が不妊に悩んでいます。
卵管に病巣ができて組織の癒着がおきた場合は、卵子が卵管を通過できなくなるために不妊の原因になります。また、子宮内膜症によって、体内の化学物質のバランスが崩れることも大きな要因です。
子宮内膜症でも妊娠や出産をしている人も大勢いますから、悲観することはありません。しかし、病巣が小さい場合でも不妊になることもあるので、月経痛など、少しでも異常を感じたら、婦人科を受診しましょう。
(ライター:望月 芳子)
次回は「子宮内膜症の種類」です。
2001年7月9日
※この原稿は産婦人科医師が監修しています。
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