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「婦人科は、女性のヘルスパートナーです」第7回
子宮の病気の中でもっとも
ポピュラーな「子宮筋腫」
 前回に引き続き、女性の病気の中ではもっとも多く見られる子宮の病気についてお話しましょう。子宮の病気として、もっともポピュラーなものとして「子宮筋腫」があります。「筋腫」といっても、そんなに怖がらないでください。子宮筋腫は良性の腫瘍の一種なのですから。少なくとも、みなさんが想像するガンに発展することはありません。病名に過剰に反応すると、かえって体によくありません。被害妄想にもならず、かといって病気を見くびることもしないようにするには、やはり正しい知識が必要です。正しい知識をみなさんに持っていただければ、その分、私たち医師も治療がしやすくなります。「婦人科は女性のヘルスパートナー」ですから、遠慮しないでご相談くださいね。
はら としお先生

30代〜閉経前に多い子宮筋腫
なんと5人に1人が持っています

30代〜閉経前に多い子宮筋腫 なんと5人に1人が持っています  イメージ さて、それてしまった話をもとに戻しましょう。子宮筋腫は30代から閉経前の女性に多くみられ、10代の方には珍しい病気です。ただ、5人に1人が持っているといわれ、10代では小さく目立たなかった筋腫が年をとるにつれて大きくなるのだろう、と考えられています。では、小さいままにしておく効果的な予防法があるのではないか、という質問をしたい方もいるでしょう。その質問にはごめんなさい、お答えできないのが現状です。というのは、筋腫が大きくなるのは、生活習慣や食生活が原因ではないからです。ただ、閉経を過ぎて卵胞ホルモンの分泌量がわずかになれば、腫瘍は大きくならずに小さくなる傾向はあります。

 「でも良性ならそんなに問題ないんじゃない?」という疑問もあるかと思いますが、そんなに安心できるものでもありません。子宮筋腫の症状として、前回とりあげた「過多月経」(月経時の出血量が通常より多い症状。貧血になりやすい)や「月経困難症」(痛みがひどく、起きることがつらくて日常生活に支障をきたすほどつらい症状)を起こすことがあるからです。また、筋腫の位置によっては受精卵が着床しにくくなるため、不妊や流産の原因になることもあります。

 では必ず手術が必要か、というとそうでもありません。薬による治療も行われていますし、筋腫が小さければしばらく様子を見ることもあります。手術の場合は2週間ほど入院することになり、退院後は1週間程度の自宅での安静が必要です。

次回は「おりものの正しい知識」についてです。


2001年1月9日

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