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女性の健康
 
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「婦人科は、女性のヘルスパートナーです」第6回

若い女性に多くなってきた
「子宮内膜症」
 女性特有の病気のひとつに、子宮に関する病気があります。「子宮」と聞くと、急に不安に思う人もいるかもしれませんが、そんなに深刻に考えないでください。子宮は女性が持つ内臓のひとつなのですから、当然、どこか調子が悪くなることもあります。極端にいえば「胃の具合が悪いなあ」なんていうのとかわらないのです(だからといって簡単に安心もしないでくださいね、病気は病気なのですから。必要以上に怖がらないでください、ということです)。子宮の病気は「女性だけがかかる特殊な病気」なのではなく、「女性であればだれでもかかる可能性のある一般的な病気」なのです。正確な知識があれば、やたらな不安に陥ることも少ないはずです。そこで今回と次回に分けて子宮の病気について、お話することにしましょう。
はら としお先生

子宮内膜症 その症状は?

子宮内膜症 その症状は? イメージ 子宮の病気にもいろいろな種類がありますが、今回は最近若い女性に増えている「子宮内膜症」を取り上げます。子宮内膜症の症状で圧倒的に多いのは、朝起きることがつらく、日常生活が困難なほど月経痛がひどくなる「月経困難症」があります。以前と比べて月経痛がひどくなったと感じたら、迷わず婦人科の医師に相談してください。初期の段階なら治療は簡単で、早く治りやすいのです。

 その他に挙げられる症状としては「過多月経」があります。読んで字のごとく月経時の出血量が正常範囲(20代で110〜250cc程度)を超える症状のことです。持続日数は3〜7日が普通ですから、1週間を超える場合は過多月経の可能性が高いと考えてよいでしょう。過多月経は貧血の原因にもなり、動悸、息切れなど心臓に負担がかかります。心配な場合は、婦人科で造血剤等の治療を受けてください。

女性ホルモンの作用で起こる病気
ホルモン療法が有効です

 そもそも子宮内膜症とは、子宮内膜の組織が、何らかの原因で、子宮のまわりの筋肉や卵巣、卵管、腹膜などに飛び散る病気です。飛び散った組織は、女性ホルモンの影響を受けて、月経のように増殖やはく離、出血を繰り返します。ただ、出血しても排出されないため、周囲の組織と癒着して、先ほど例に挙げたようなさまざまな症状が起こるのです。

 基本的に子宮内膜症は女性ホルモンの作用で起こる病気なので、ホルモン療法が有効とされています。月経に異常を感じたら、医師の指導に従って、適切な治療を受けてください。

次回は「子宮筋腫」についてです。


2000年12月25日

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