Dr赤ひげ.COM ホームへ
ValueClick A-CARE
 
オススメ
ココロの
運転技能チェック
自分の心をコントロールできているか測定します。



健康クイズ
病気や健康に関する知識をクイズ形式で楽しみながら学べます。


女性の健康
 
一覧へ戻る戻る
子宮筋腫と診断されても、あわてることはありません。
3人に1人は持っている、良性のこぶです。

女性ホルモン分泌が活発な人に起こりやすい
若い世代にも増え、妊娠の妨げになることも

 子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性のこぶで、成人女性の3人に1人くらいが持っているといわれます。病院で、内診と画像診断(超音波エコー)及び、必要に応じて悪性腫瘍との鑑別 の検査を行ったのち診断されます。筋腫の1000人に1人くらいの割合で、子宮肉腫という悪性腫瘍の人がいるので、その特徴である短期間の急激な増大がないかどうかのチェックも必要です。ただし、これはまれな病気であり、筋腫とはあくまで別 のものです。

子宮筋腫イメージ 子宮筋腫がなぜできるのか、医学的解明はまだですが、女性ホルモンのエストロゲンと関係があることがわかっています。女性が筋腫に気がつき病院に足を運ぶプロセスはさまざまで、「最近、お腹が出てきたけれど、もしや…」という人、人間ドックで発見された人、月経痛や月経量 の変化が起きたので、という人などいろいろです。

 主 な症状は、過多月経(貧血にまで至るような月経量の増加)、月経困難症(強い月経痛。腰痛の加わる人も)、圧迫症状(便秘、頻尿、膨満感など)などです。症状がほとんど出ない人も大勢います。

 子宮筋腫と症状がよく似ていて、また併発しやすい病気に子宮内膜症があります。
本来は子宮の内側にあるはずの子宮内膜組織が別の場所にでき、そこでも出血したり、痛みを起こしたりします。

 従来、子宮筋腫の好発年齢は40歳前後、子宮内膜症は30歳前後でしたが、近年はどちらも低年齢化の傾向にあります。筋腫、内膜症とも、その病巣の程度によっては、不妊の原因になることもあります。これらの疾病があるだけでただちに不妊であるとは限りませんが、子宮筋腫のある人で、ほかに原因が見当たらないのに流産を繰り返したようなときは、こぶだけを取る核出術などが必要になることもあります。

QOL の改善には、薬のほかに食事療法などもお勧め

 子宮筋腫を手術せずに完全に取り去る方法は、現在のところありません。しかし、放っておいても致命的なことになる病気ではありませんから、その人の日常の健康を損なっていなければ、筋腫があっても、ふつうに生活していてよいのです。

 最近はよくクォリティ・オブ・ライフ(略してQOL 。生活の質)ということがいわれますが、子宮筋腫もまさにQOL が大切な疾病の1つで、治療方針も、QOL を最優先に考えるのが一般 的になっています。その基本は、症状をやわらげる対症療法です。ですから、症状がほとんどない場合は、特に治療をせずに、特に大きな変化がないかどうかチェックする定期健診だけ行っている人も、少なくありません。

 対症療法には、鎮痛剤、造血剤、ホルモン療法、漢方薬などがあります。そのほか、補助的な改善法として、栄養バランスがよく、からだを冷やしにくいような食事を中心とした食事療法、腰湯などの入浴療法、東洋医学に基づくツボ療法、西洋漢方とも呼ばれるアロマテラピー(芳香療法)などもあります。

動脈塞栓術のような新しい治療法の選択は慎重に

 かつて子宮筋腫の治療法といえば、子宮全摘術が基本とされていた時期もあり、その目安は、一般的に筋腫の大きさにあると考えられていました。しかし、筋腫がさほど大きくなくても症状の重い人、逆に大きくても症状は全くつらくないから手術は必要ないのではないか、と考える人もいて、近年はかなり見直されてきました。全摘術の選択は、対症療法で十分なQOL が得られているかどうかをポイントに、核出術のメリット、デメリットとも比較しながら、時間をかけて選んでいる人が多いようです。

 また、最近は治療法の選択肢も広がってきました。その一つが、動脈塞栓術です。これは婦人科ではなく、放射線科で行われている血管造影検査の技術を応用した治療法で、簡単にいえば筋腫に栄養を送っている動脈に栓をして筋腫を縮小させようという治療法です。欧米で最初に開発され、日本でも何カ所かの病院で試みが始まっていますが、まだ症例数が少なく、現在のところ健康保険の適用もされていません。ただし、この技術自体はほかの疾病に多く用いられているもので、欧米での成績も悪くないという報告もあることから、日本でもさらに研究されることは間違いないでしょう。

 なお、子宮全摘術には、開腹手術だけでなく、腟のほうから取り出す腟式全摘術もありますが、最近は内視鏡による遠隔操作でお腹の中を観察したり、治療しながら同時に「腟式全摘術」を行う方法もあります。

 このように従来とは違う治療法も登場しているわけですが、歴史が浅いということは、安全性が確立していない、言い換えることもできます。患者にとってのメリットだけに目を奪われず、デメリットを含め、ほかの治療法と比較検討して選ぶことが肝心です。

監修:今井理恵(港町診療所婦人科)


2000年11月6日

記事の無断転用を禁じます
一覧へ戻る戻る
 
広告宣伝お問い合わせ会社案内サイト概要利用規約
メール配信研究室 | 携帯販促.JP | メール配信20.0 | メルマガ | 携帯メール | メール配信ASP | メール配信ソフト | リサーチ |
マーケティング | メルマガ | トラックバック | システム開発 | メール配信サービス | メールフォーム | メールマガジン |
不用品回収はぱぱっとレンジャー | 結婚ならノッツェ