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不正出血にもいろいろなタイプがあります。まず問題ないと思われるのが、月経と月経の中ごろの排卵期(体温の高温期)に起こる出血で、中間期出血とよばれます。排卵の前後には卵巣からのホルモンの分泌が大きく変動するために出血するもので、一種の生理的な現象です。中間期出血は一般
に、量が少なく、期間も1〜2日で出血は止まります。この場合は、特に治療は行われません。
また、セックスあとの出血も、処女膜の損傷や性器の外傷が原因と思われるので心配はいりません。
10代あるいは産後の回復期や更年期にいる人に多くみられるのが機能性出血です。若い人はホルモンの機能がまだ成熟していないために、産後の回復期はホルモンの機能が十分に戻っていない故に、更年期はホルモンの機能が低下が原因となって起こります。また、若い人の場合、ダイエットや偏食、拒食、ハードな運動、精神的なストレスなどが引き金になることがあります。例えば、試験や試合になると不正出血が起こるという人もいます。こういう場合は医療機関での治療だけでなく、学校や家庭などでの生活環境を見直したり場合によっては精神的なカウンセリングが必要になることもあります。
思春期や産後の回復期の機能性出血は基本的には、ホルモンの機能がきちんと作用するようになれば自然に治癒します。更年期であれば閉経すれば治るケースがほとんどです。しかし、出血がひどくて貧血を起こすなど生活に支障をきたすような場合には、ホルモン療法などによる止血が検討されます。
不正出血にはこうしたホルモンが関与するもの以外に、子宮や腔、外陰部などに病気や変化があって起こるものがあります。これを器質性出血といい、20
〜40代に多くみられます。例えば子宮にできる良性の腫瘍である子宮筋腫の場合、月経量
が増えるケースが多いようですが、不正出血が現れることもあります。そのほか、子宮がん、子宮内膜炎、卵巣腫瘍、頸管ポリープ、頸管の炎症、子宮腔部びらん、腔炎などでも不正出血が起こります。
また、妊娠している場合は流産や早産、子宮外妊娠などの可能性があります。
さ らに、子宮体部だけでなく、白血病などの全身的な病気に伴って起こることもあるので注意が必要です。
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