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最近、女性の間で子宮内膜症にかかる人が非常に増えています。1997年の全国規模の調査では、実際に治療を受けている人は約13万人で、最も多いのは30〜34歳、次が25〜29歳、3位が35〜39歳と、20〜30
代の女性に多く発症していることがわかりました。
子宮内膜症とは、本来は子宮腔(子宮の中にある空洞)の内壁にあるはずの子宮内膜が骨盤内のあちこちに飛んで増えたり、子宮の筋肉の中に侵入して増殖する病気です。
原因はまだよくわかっていませんが、胎児のころの発生のプロセスでほかの部位
に組織が残ってしまった、あるいは月経血が卵管を経由して腹膜内に逆流して、子宮内膜のはがれたかけらが卵巣や子宮、その周囲で増殖したのではないかと考えられています。また最近では、ホルモンのバランス異常やストレス、環境ホルモンの影響が病気の発生、進行に大きくかかわっているとの指摘もあります。
主な自覚症状は性交痛(特に後背位のとき)、月経痛、過多月経、腰痛、下腹部痛などです。これらのつらい症状は子宮と左右の卵巣を完全に取り除く手術をしない限り、完全に解消することはできません。しかし、それでは妊娠ができなくなります。
そこで、症状が月経によって引き起こされるところに着目して、ホルモン剤を用いて閉経状態をつくり出し、治療するという方法が広く用いられています。
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