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日常生活の見直しで予防できる生活習慣病
糖尿病やガン、脳卒中や心筋梗塞は「成人病」と長い間いわれていたが、その原因が日常の食生活や運動不足などにあることから、数年前から「生活習慣病」と呼ばれるようになった。呼称変更は、慢性疾患になった場合、発病すると治癒するのがかなり困難なため、医療費の負担が膨大になるという、医療費の問題が大きく関係しているという。
また、病気の性格上、例えば、食生活や適度な運動などの生活習慣を改善することで、病気の発病を防ぐほうが重要ではないか、という考えが主流を占めてきたこともある。
生活習慣病の要因が日常生活に起因していることは、次のようなデータからも明らかである。たとえば、ガンの発祥原因は、その3分の1が喫煙や食事が原因で起こっていることがわかっている。
また、動脈硬化症が原因となる生活習慣病に、血液中のコレステロールの値が異常に高くなることで起こる心筋梗塞や脳卒中がある。この病気は動物性脂肪のとりすぎ、すなわち、日常の食事が要因で起こることがわかっている。
食生活以外の生活習慣を考えてみると、過度の喫煙やアルコール摂取、ストレスのためすぎなどが、身体内の「活性化酸素」の量を増やしている。活性化酸素は、身体のさまざまな器官や細胞にある酵素の働きを妨げる物質で、動脈硬化の原因になる過酸化脂質を生み出している。
体にとって“悪玉”である活性化酸素を消すためには、抗酸化物質をたくさん含んでいるものを食べる必要がある。それと同時に、暴飲暴食や過度の喫煙をやめ、ストレスを残さない生活リズムをつくることも必要になる。
生活習慣病の最近の傾向として、特に糖尿病が増加しており、そのなかでも、子どもたちの若年性糖尿病が増えていると指摘されている。
現代の豊かな生活が、生活習慣病を生み出す原因の1つといえるのではないだろうか。日常の生活習慣を改めて見直し、食事の改善や適度な運動を日常生活に取り入れ、ストレスをためない生活スタイルを確立することが、生活習慣病の魔手から逃れる1番簡単で、もっともよい手だてなのかも知れない。
2001年7月30日
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