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  最近気になる用語解説 第4回
  恐怖症


新しく登場したさまざまな恐怖症

 以前から高い所が怖い「高所恐怖症」や、エレベーターなどの狭い所へ閉じ込められるとパニック症状を起こす「閉所恐怖症」などは、よく知られていた。ところが、ここ数年の間にさまざまな恐怖症が新しく登場している。
 国際ニュース週刊誌である「タイムマガジン」は、先日「PHOBIAS For millions of sufferers,science is offering new treatments--and new hope」と題するカバーストーリーを組んだ。IT革命や高度情報社会、インターネットなどの普及で、社会生活のスピードが以前に比べて格段に速くなってきている。社会のスピードや変化に対応できないことによるストレスで恐怖症になってしまうケースや、いままでは考えられなかったようなさまざまなことが原因で、脅えを感じる人が増えている。なぜそのような恐怖状態になってしまうかという問いかけに対して、医学はいまだ無力である。

 アメリカのFDA(食品衛生管理局)は2001年、米の製薬会社であるSmithKline Beecham社の「Paxil」を恐怖症の治療に効果がある薬として初めて承認している。タイムマガジンの特集によれば、恐怖症の症状はゆうに500以上を数えているという。鏡や蜘蛛、月や星、海、劇場、ロシア人、熱など、アルファベット順に記されている恐怖症は、このようなことで恐怖を感じる人がいるのかと驚かされる。恐怖を感じる原因となるものは人それぞれに違うが、社会生活に支障をきたすようになることも多い。
 恐怖症について詳細を知りたい方は、http://www.phobialist.com にアクセスしてみてほしい。英語版ではあるが、FAQも充実しており、恐怖症理解のための一助となるはずである。


2001年7月2日

ジャーナリスト 辻 秀雄
プロフィール
 酒そのものよりも酒場の雰囲気を楽しむのが好きな、フリー歴19年のジャーナリスト。政治・経済から原発、医療、地域、環境、企業社会など、いろんな分野を取材・執筆。専門分野を問われるのがもっともつらい。自分の健康にはいたって無頓着だが、3ケ月に一回の献血は欠かさない。海外に電子メール友人が200人いる。
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