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病院はメディカルホテルとして機能
一般開業医から専門医の治療が必要であるとの診断がなされると、専門医が紹介される。専門医が入院・手術が必要であると判断した場合、今度は、病院の紹介を受けることになる。したがって、それぞれの医療機関の機能と役割は明確に区分されている。
病院は、入院施設を持ち、ほとんどが24時間態勢の救急病棟を併設している。入院は、一般開業医か専門医の紹介状が必要だが、救急者で運ばれるなどの緊急時は例外となる。但し、救急車は有料でかなり高く、16kmまで143オーストラリアドル(1ドル≒63円)、24kmまで285ドルというように段階的に料金が設定されており、メディケアでカバーされない。
また、病院の手術設備は、常勤ドクターはもちろんであるが、一般開業医や専門医もその病院に登録すれば使用することができる。入院についても、登録医が自分の患者を入院させ、診察も行っている。したがって、病院は救急病棟を除いて、入院患者に診療以外のメディカルサービス、例えば、看護、検査、食事、投薬等を提供するメディカルホテルと呼ぶことができる。
この他、メディカルセンターといって、数名の一般開業医が集まり開設した診療機関があるが、基本的には個人開業医と同様に診療のみとなる。
このように、オーストラリアの医療体制は、保険制度的には日本と共通の部分を持っているが、医療機関の機能区分についてはアメリカ型と言うことが出来るだろう。
2001年3月19日
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