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このコーナーでは、スポーツによる外傷や障害をいち早く的確に判断し、適切に対応するための情報を紹介しています。
からだの部位ごとに、痛みの見極め方や早期の処置、治療の進め方などをわかりやすくアドバイスします。
今回は、慢性のテニス肘についてお話しします。初めて痛みを感じてから、長期にわたっていつも痛みを感じているような場合、テニス肘の慢性化が疑われます。
治療は長期戦
病院での治療は、まずは急性の場合と同じ処置をおこないます。塗り薬などの外用薬、消炎鎮痛剤の内服、ステロイドの局所注射です。これを2〜3カ月おこないます。ただし、ステロイドは週1回で全部で3本までとします。
まれにギブスを2〜3週間装着するケースもあります。手首を使わないことで炎症が治まります。ただし、長期になると、筋萎縮をきたし、回復を遅らせることにもなるので注意が必要です。
それでも痛みがとれない場合は、手術をおこないます。これは外側上顆の伸筋起始部の腱切離などです。
慢性化すると、治るまでに数カ月から1年ほどかかることが多く、急性期にきちんと治療をしておくことが大切です。
テニスはしないほうがいい?
痛さによります。バックハンドストロークをするときだけ痛いときはバックだけしないなど、状況によって異なります。ちょっと痛いけど我慢できる、といったときでも急性の場合は控えましょう。テニス肘がやっかいなのは完治に時間がかかることです。痛いと思ったらすぐ休みます。
運動の前後は温熱と冷却を必ずおこないましょう。運動前は15分間の温熱パック、運動後は15分のアイシングです。
また、テニス肘用サポーターの着用も有効です。テニス以外でも着用をおすすめします。
ストレッチは非常に効果的
リハビリには、筋力トレーニングとストレッチをおこないます。これらは、再発防止にも効果があります。
(右肘がテニス肘の場合)ストレッチはまず、右腕を前伸ばして、手のひらを下に向け、指先を左手で持ち、手前に引っ張るように手首を曲げます。静止30秒×3回。
次に、右手のひらを上に向け、左手で指先を持ち、手前に引っ張るように手首を曲げます。静止30秒×3回。
痛みが強いとき以外は、慢性で痛みを感じているときでもおこなってください。 |

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筋力をつける
1〜2キロ程度の鉄アレイをゆっくり持ち上げる動作を1日10回おこないます。筋力トレーニングは、痛みがある時期におこなうとかえって症状が悪化してしまうので、必ず痛みがとれてからおこなってください。
ラケットは柔らかいものを
自分に合ったラケットを使い、正しいフォームを身につけ、ラケットの中心でボールをとらえることで肘への負担は小さくなります。硬いラケット、重いラケット、強いガットテンションは肘への負担が大きくなります。
ゴルフ肘も同じ症状
テニス肘と同様に、上腕骨外側上顆炎と内側上顆炎があります。右利きの場合、左肘の外側上顆炎と右肘の内側上顆炎が多くみられます。前者8:後者2の割合です。治療などは、テニス肘にじゅんじておこないます。
2001年6月25日
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