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Special Edition
  スポーツ医学情報ファイル
  〜痛んだときのケア 膝編〜 第4回
  半月板損傷

 このコーナーでは、スポーツによる外傷や障害をいち早く的確に判断し、適切に対応するための情報を紹介しています。
 からだの部位ごとに、痛みの見極め方や早期の処置、治療の進め方などをわかりやすくアドバイスします。

着地、ひねりで一気に

 半月板損傷は、スポーツによる膝のケガのなかでもよくみられるものです。バスケットボール、バレーボール、体操、柔道、サッカーなどの着地時や膝をひねったときに一気に起こります。まれに、ジョギングなどで徐々に起こるケースもありますので注意してください。
 半月板は単独での損傷だけでなく、膝の靱帯(前十字靱帯や内側側副靱帯)の損傷と合併する場合が多く、併発している損傷を診断するためにも、MRI検査が有用です。

手術は2通り

 半月板の手術は「縫合」と「切除」です。傷が新しく、また縫合可能な箇所であれば、手術は傷ついた部分を「縫う」ことになります。傷が古かったり、縫合できない箇所であった場合は、傷ついたところだけを切り取る「部分切除」となります。   
 「縫合」の場合には、術後3週間はギプスを装着し、半年後に元のスポーツに復帰します。ジョギングは3ヶ月以降、ランニングは4ヶ月以降から可能です。「切除」の場合、1ヶ月くらいでジョギングをはじめ、2ヶ月後には復帰できます。
 前十字靱帯損傷を併発している場合は、靱帯の再建術がおこなわれるのが一般的です。
 なお、外側半月板損傷の場合、おとなしくしていたら縫わなくてもくっついてしまったというケースもあります。

これだけは気を付けましょう

 手術後の早すぎる復帰によって、膝に水がたまることがあります。膝が腫れてきたら、水がたまっているしるしです。すぐ冷やしてください。筋力がきちんと戻っていないときに復帰すると、関節に負担がきてしまうためです。術後の筋力トレーニングをしっかりしましょう。
 前十字靱帯損傷の手術を同時に行った場合は、リハビリは前十字靱帯のメニューでおこなってください。

次回は「膝の痛み その5」です。


2001年4月23日

監修:萬納寺毅智(萬納寺整形外科院長)
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