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毎年3月になると、花粉症の情報がたくさん出てきます。メガネやマスクをする、日中窓をあまりあけない、布団は外に干さないなど、みなさんも耳にした情報をもとに、あれこれ四苦八苦していると思います。
基本的な対策法については、過去に掲載しましたので、バックナンバーをご覧いただくとして、今回は雑誌や書籍でみつけたちょっとおもしろい花粉対策にまつわる話題を集めてみました。「ちょっとおもしろい」というだけに、人での臨床実験の結果で有効とされたわけではないものも含まれていますので、あしからず。すぐにスタンダードな対処法が知りたい方は、バックナンバーもしくは、リンク集へどうぞ!
- <<花粉症対策 みつけた"ちょっとおもしろい話">>
(1)サプリメント編
甜茶(てんちゃ)やシソが花粉症にいいというのは、よく聞く話。最近はそれら以外にも、新しいサプリメントが出始めているようですよ。
● 乳酸菌
花粉症改善には、腸をきれいにするのがいいという説もあります。アレルギーは免疫が過剰に働くことにより起こります。免疫力に深く関わっているのが、腸内細菌です。そこで、腸内の善玉菌のえさとなり、善玉菌を増やしてくれる乳酸菌が大切ということになってくるわけです。乳酸菌のサプリメントも市販されていますが、乳酸菌が多い食べ物といえば、ヨーグルトでもいいわけですね。
● ネトル
はじめに見たときは、なんだそりゃ? と思いましたが、これは日本語では「イラクサ(刺草)」というそうです。…痛そうな名前ですね。その名のとおり、茎や葉にトゲトゲがあって、これに触ると、触った部分が赤く腫れて痛痒くなってしまいます。そんなことから、漢名は蕁麻(じんま)といい、蕁麻疹(じんましん)はこの名に由来しているそうです。触ると痒くなるのに、サプリメントで飲むとアレルギー(花粉症)の症状を押さえてくれるなんて、なんとも不思議ですね。
● バラの抽出物
効果はまだ動物実験の段階ですが、なんとバラの花びらにも花粉症に効く成分が含まれているとのこと。これはなんとも高価そうなサプリメントですね。「抱えきれないほどのバラの花束」と、「抱えきれないほどのバラの花束でつくったサプリメント」があったとして、どちらかをもらえるとしたら、私はバラの花束のほうがいいな。自分で買うとしたらサプリメントですけどね。
なお、花粉症にいいサプリメントの定番、甜茶(てん茶)は、中国南部で古くから飲まれている、バラ科のハーブの葉っぱでつくられるお茶のことだそうです。
● 杉花粉飴
自然食品店などで、以前から「花粉」の健康食品はよくみかけましたが、それは蜜蜂が集めた花粉を健康食品にしたものでした。ということは、いろんな植物の花粉がまじっていると考えられますね。ところが、ここで紹介するのは、そうではなくてズバリ「スギ花粉」がまぜてある飴なのです。正確にいうと、すりつぶした杉の実が入っているそうですが。これは、花粉症の原因となるスギ花粉のエキスを注射し、体を花粉に慣れさせる「減感作(げんかんさ)療法」という治療法をヒントにつくられたそうです。減感作療法は、健康保険も適用されている治療法で、医師が指導してくれますが、飴には指導がつきませんから、甘いものが大好きな私には、バクチのようなサプリメントに感じるのですが、いかがでしょう? 症状が出てからでは、効かないどころか悪化させてしまうこともあるみたいですから、自己管理のできる人か、自分が健康法の実験台になるのが趣味という人向きかもしれません。
>> 効果など詳しく知りたい人は、日経ヘルスのバックナンバー、2002年2月号をチェック!
(2)医療編
● 超音波メス
アレルギー性鼻炎でレーザー治療を受ける人が増えていますが、最近さらに新しい方法として、超音波メスでの花粉症治療が注目されているとのこと。治療の時間が短く、外来で治療を受けられるそうなので、仕事の都合で薬を飲めない人などにも、いいかもしれませんね。
>> 詳細は日経ヘルス2002年4月号を。今発売中だから急いで!!
(3)くすり要注意編
● 花粉症で胃が悪くなる?
「花粉症って鼻水がたくさん出るから、間違って鼻水を飲み込んだりしたら、胃でアレルギーが起こったりしない?」なんて、ちょっと心配しましたが、基本的には花粉症の症状は目、鼻、のどに出て、胃に花粉が入ったために胃を悪くするということはないそうです。そういえば、花粉入りの健康食品もあるくらいですものね。でも、花粉症の治療薬で胃の調子が悪くなることはあるとのこと。薬をやめても胃の調子が悪い場合は、胃の専門医にみてもらったほうがいいようですよ。
>> 参考 『専門のお医者さんが語るQ&A』 大塚耳鼻咽頭科医院長大塚博邦著 保健同人社
(4)食べもの要注意編
● シラカバ、ハンノキ花粉症の人は果物に注意!
北海道にないものといえば? そうです、ゴキブリです…ではなくて、「スギ花粉症」も、北海道にはほとんどみられません。でも、「花粉症」がないわけではないんです。北海道の大自然を美しく彩る樹木に「シラカバ」の木がありますが、このシラカバが原因の花粉症が増えているそうです。このシラカバ花粉症、つらいのが、なしやりんご、ももなどの果物を食べると口の中が腫れる果物過敏症を併発するケースがあるようなのです。おなじような症状が、阪神地区で増えているハンノキ花粉症の人のなかにもみられているとか。ちなみに、スギ花粉症の人と果物の関係はまだみつかっていません。
北海道在住で、「花粉症かな?」と思った方は、メガネやマスクで花粉を防ぐだけでなく、果物にも気をつけてみてくださいね。
>>参考 『専門のお医者さんが語るQ&A』 大塚耳鼻咽頭科医院長大塚博邦著 保健同人社
>>参考 『これだけは知っておきたい花粉症〜早めの対策と治療法〜』 前東京医科歯科大学医学部助教授 齋藤洋三総監修 別冊NHKきょうの健康
<<Dr赤ひげ.COM 花粉症バックナンバー>>
- アレルギー専門医師に聞く花粉症・アレルギー性鼻炎対策
- (2001年3月「男性の健康」コーナー掲載)
<<花粉症関連サイト リンク>>
【花粉症総合サイト】
アレルギー対策本部:http://www.alle-gra.com/
慈恵医大耳鼻科の花粉症のページ:http://www.tky.3web.ne.jp/~imaitoru/
【花粉飛散状況】
花粉情報(Cyber Weather World):http://www.wni.co.jp/cww/docs/kafun/index.html
花粉いんふぉ(花粉情報協会):http://pollen-net.com/
スギ・ヒノキ花粉情報(東京都衛生局):
http://www.metro.tokyo.jp/INET/ETC/KAFUN/KAFUN.HTM
バイエル花粉2002(バイエル薬品):http://www.bayer.co.jp/byl/kafun/
三共の花粉情報(三共):http://www.sankyo.co.jp/healthcare/kahun/index.html
スギ花粉情報(エーザイ):http://www.eisai.co.jp/sugi/index.html
スギ花粉飛散情報(キッセイ薬品):http://www2.kissei.co.jp/kafun/sugi.htm
【花粉症対策サイト】
花粉症なんかこわくない(財団法人 日本アレルギー協会):
http://www.vkn.co.jp/jaf/pumf3/index.html
2002年3月11日
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